■姑息な責任追及逃れ
さらに許せないのが、この「ドイツW杯の総括のための記者会見」において、ほぼ意図的に(と私は推測するのだが)「ドイツW杯の失敗」から目をそらさせるために、次の監督候補としてのオシム氏をリークする、というそのやり方である。実際、このリークのあとの質疑では、敗戦の責任を問う声と、オシム監督との交渉についての質疑が半々になってしまった。特にジーコ監督の能力の問題についての質問がなされなかったのが、非常に問題である。
この場面が事実だとすると一番腹立たしい。きちんと総括する前にオシムの名前を出してメディアの批判を封じて新監督話に誘導する。早速、人事話が出てている。
セルジオ越後-なぜ帰国の日に発言?惨敗の追及かわしか!!
川淵会長がどういうつもりでオシムの名前を出したのか分からないが、悪いタイミングだ。帰国早々に自分から言い出すなんて、軽率すぎる。会長ではなく広報マンが妥当だろう。W杯で1勝もできなかった検証と反省を協会あげてきちんとしたとは思えない。またぞろ独断専行の悪いくせなのか? W杯惨敗の責任逃れで、追及の目をそらせようとしたと受け取られても仕方ないだろう。ポロリと言ったとしても、とんでもないミスだ。イエローカード2枚だな。
川渕さんの老害に拍車が掛かった。