- コートジボワール代表から主力の大半が来日できないという一報を受け、17日に候補をトーゴ代表に変更。加藤彰恒代表チーム部A代表担当部長が18日に正式契約のためパリに渡った。ところが、トーゴ関係者は約束の時間になっても姿を現さず、エジプトで行われたアフリカ選手権の抽選会に出席。日本側に「エジプトへ来て」と勝手な要求を出し、さらに「大統領に11月16日は国内で試合しろと命じられた」と言い訳した末、音信不通になったという。
http://www.daily.co.jp/soccer/2005/10/21/191602.shtml
- 11月16日の親善試合は本番までの数少ない強化として、相手をW杯出場国に絞って交渉。1度はコートジボワールとの対戦を発表したが、主力が来日できないとの理由で却下。17日にようやくトーゴ代表と戦える見通しを発表したばかりだった。ところが、今度は「トーゴの大統領がホームで試合をやれとなった」(川淵キャプテン)との横やりが入り、19日にパリで契約するはずだった加藤国際部長が、トーゴ協会と連絡できない事態に陥ってしまった。試合当日は国際Aマッチデーで各国とも親善試合を計画しており、トーゴの連絡を待つのは得策でないと判断。過去に挙がったどの候補よりもFIFAランクの低いアンゴラ(60位)は苦渋の選択だった。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2005/10/21/01.html
- トーゴの会長が約束の時間に待ち合わせ場所に現れず、連絡も不通という不測の事態が発生。「11月16日は国際Aマッチデーなので、早く決めなければ試合ができなくなってしまう」(川淵キャプテン)と判断し、19日夜にトーゴの招請を断念。かねてオファーのあったアンゴラ代表に切り替え、同国のフェルナンデス会長と交渉するためアフリカ選手権抽選会の行われていたエジプトに飛び、正式契約を交わすに至った。ブラジルに帰郷中のジーコ監督に、アンゴラとの対戦変更を伝える暇がないほどの即断即決で、国際親善試合の消滅危機は免れた。その後、ドタキャン当事者のトーゴ側からは「大統領から“当日はイラン代表などを呼んで国内で試合をしろ”と通達を受けた」と連絡があったという。コートジボワールもトーゴもアンゴラも、W杯アフリカ代表。しかし、相手のFIFAランクは対戦が変更されるごとに低くなる。最善が次善になり、さらに次々善に。徐々にグレードが下がるが、仕方ない。ジーコ監督が対戦を希望するアフリカ勢で、協会側も条件に挙げた「W杯出場国」「主力を出す」という条件はクリアした。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200510/st2005102102.html
- 11・16の対戦相手は二転三転。「欧州の強豪」というジーコ監督の希望を実現しようとしたが呼べず、アフリカに切り替えてから混迷した。カメルーンとコートジボワールのうち予選を勝ち抜いた国を呼ぶとしていたが、その時点で有利だったのはカメルーン。すでにベスト布陣での来日を確約していたが、8日の予選でロスタイムのPKを外し本戦出場を逃した。トーゴは後になって、来日できない理由を大統領が「ホームで試合を行え」という指示を出したからと説明したという。だが、それはパリでの約束をすっぽかした説明にはなっていない。相手は当初FIFAランク23位でW杯での実績もあるカメルーンから、60位で初出場のアンゴラに変わってしまった。「カメルーンが負けていなければ…」キャプテンが恨み節をもらすのも無理はない。
まさに、お粗末過ぎる。カメルーンで決まりと思っていたんだろうが。アフリカと試合したいのは理解出来る。そして、フルメンバーでないと意味がないのもその通りだ。本戦のシュミレーションとしているのに、本戦とメンバーがまるで違うチームと試合してもそれほど意味があるとは思えない。強化としてもブラジルやアルゼンチンら層の厚い国と違ってこういった国ではサブのメンバーは力が相当劣る。川渕さんが正式な契約を済ますまでは「交渉中」としておけばよかっただけだろう。ウクライナの二の舞は避けたい。それでもアフリカ諸国では約束が反故にされる可能性も十分ある。近年、まともに主力を出して試合したアフリカ諸国はカメルーンとセネガルだけだろう。
アジア諸国におけるFIFAランクは日本は高すぎると思うが、アフリカ諸国は当てにならない。アンゴラだとベンフィカのマントラスが主力になる。