コンフェデレーションズカップ ブラジル戦

去年の10月にポーランドで対戦した時とそれほど差は詰まってなかった。W杯予選を2試合して、特に灼熱のカタールイラク戦をした後の実質中3日でアウェーブラジル戦は厳しかった。そういった面を差し引いても個の面で差がありすぎた。
 1点目はマルセロのクロスにフレッジが胸で落としてネイマールのシュート。ペナ外からで、アジアレベルでは飛んでこないレベル。前半はピンチもあったがなんとか0-1で終えた。後半開始早々、ダニエウ・アウヴェスの低いクロスをペナルティエリア内受けたボランチパウリーニョに上手くトラップ・反転してシュートを決められる。テレビ解説の清水秀彦さんがペナ内にブラジル選手が5人いるとVTRを見ながら解説してたが、日本代表であんな場面で長谷部や遠藤がペナ内にいることはほぼ無いだろう。あのポジションにボランチがいてシュートという発想がそもそも日本代表にない。サイドで1対1だと必ずドリブルで仕掛けられ対応に苦労する。運動量も不足し、パス回しも封じられて、中々ペナ内に入れない。クリアしたボールを繋げられず、相手に取られてショートカウンターを食らうと後半最後はまた受け身だった。ボールをつないで攻めてもシュートまでもっていけず香川がペナ内でボール取られてカウンター。終了間際に失点し結局0-3。メンバー的も戦術としてもW杯レベルでは限界を示した試合だと思う。イタリア戦はどう戦うか。ブラジルほど個人技は無いが、決定力は同等レベル。次の試合も守備が奮闘しないと。特に序盤早々失点したら相当難しい試合になる。