【SMAPがJ-POPシーンに残した軌跡について作詞家・森浩美さん、西寺郷太さんが語ります!】
グローバー:SMAPで『夜空ノムコウ』を聞いて頂いてます。これは森さんがもう別格だという
森浩美:もちろん好みがあるのでいやいや他に好きな曲とかいい曲あるよって言う人も一杯いるだろうけど、森的にはこれは1番です。
グローバー:プロフェッショナルから見てどこがそんなにこれは違いますか?
森浩美:時代を背負った背景であったりとか、これからどこへむかっていかなきゃいけないだろうか、自分たちはどこから来たんだろうかとか、すっごくそういう思想的なこと、が簡単な言葉で書かれてるわけ。恋愛の話なんだけど、そうなのよ。たとえ場恋愛の話なんだけど、恋愛のことだけ調べてる人は書けないんだな、大した詞が。だけど政治経済や何やらって言うものをくまなくアンテナ張って取り入れてる人はそこに深みが出る。スガ君がそう思ってたかどうかはわからないけど、彼は凄く早く書いたと言ってるんだけどね。
グローバー:これをSMAPが歌うことにどういう意味があったと思います?楽曲音楽として。
森浩美:決してね正直ほら歌の上手いグループじゃないでしょ、味を持った所でバラードへ行った。バラードってほら一番でちゃうじゃない、歌の上手さが。ここへ行ってこれこなしたってことが、一つの、多分この後の『世界で一つだけの花』であるとかそういうものに繋がっていく、やっても大丈夫じゃないのって言うのを見つけたんだと思う。ま、その前に『セロリ』や何やらあったんだけど。
心がわかるわけではないのでどうだかわからないけど、これは自分たちが歩んできた、これから進んでいく、どんなに国民的アイドルだと言われていたとしても不安はいつもあるわけで、来年はダメかもしれないってことを背負う、そう言う所から過去から未来へ繋がっていく、不安と光とそれが朝がやってくるに関しては未来がやってくる非常にいい作品だとおもうけどね、コレは。
SMAPのデビュー曲から数々の曲を手がけられた森浩美さんがSMAPの一番の曲は『夜空ノムコウ』だと言う。その理由が素晴らしかった。