さんまがSMAPを認めたとき

ビビる大木のオールナイトニッポン最終回 ゲスト明石家さんま (2005年3月23日)

さんま:大体ね、ジャニーズが悪いの。昔はね、バラエティなんか出ませんと。ジャニーズなんかバラエティやらしませんとか言うときながらSMAPが、あいつらバラエティ大好き少年やったから、
大木:そうなんですよ。
さんま:バラエティ始めてスマスマが当たったもんやから、それ見たことかとジャニーズが皆来たことやからな、お前らもかわいそうな時代やね。
大木:厳しい時代ですよ。SMAP、コントもやるじゃないですか。
さんま:そうそうそう。
大木:TOKIOはロケ行ってですね、もうやることないですもん、芸人が。
さんま:あのねぇ、あのSMAPはね、あいつらちっちゃい頃から笑いをどんだけ研究してきたか。俺だからフジテレビがSMAP始める時に「どうですかね」と上層部に聞かれて、「彼らはいけますよ」って言ったぐらいですから。
覚えてらっしゃる方いるとおもいますけどね、SMAPとさんま×たけしの27時間テレビの深夜のコーナーがあったんです。ほいで、HeyHeyHeyって言う曲あるじゃない、
大木:はい。
さんま:(がんばりましょうのサビを歌う)。ほいでね、僕、こいつら面白く、こいつら面白くないことしか言えないだろうと踏んでて、曲で逃げようとおもって、おもろないこと言っちゃボタン押して、HeyHeyheyとみんな踊ってパッ振りを合わす。「HeyHeyのところ踊りあんのか」と聞いたら「無い」って言いよったの、SMAPが。「(さんま)無かったらええわ」「(SMAP)何ですか?」「(さんま)ちょっとクッションで使いたかってん」と本番まで30分。あいつら振り作りよってんから。
大木:それまでに。
さんま:おお。こいつらはやるなという。
大木:思いましたか?
さんま:思いました。だからキムタクと『さんタク』という番組やってますけど、笑いの大変さとか、笑いの難しさを知ってるからキムタクとやるだけですからね。
大木:凄いなあ〜。
さんま:ええ。
大木:27時間でもさんまさんが中居君と2人で3時間ぐらい喋るじゃないですか。あれを見てた芸人達が俺にはできないって言いましたからね。それぐらいあの芸人達がショックを受けてるぐらい、最近のジャニーズはもの凄いですね、やっぱり。
さんま:(笑い)
大木:俺はさんまさんと3時間トークできないって。はっきりいいましたから、芸人達が。
さんま:ああそう。でも、まあねぇ、芸人の持っていきかたとアイドルの笑いの持っていきかたが違いますからね。そこは手法が流派がちがいますからね。ここはもう向こうに流されちゃダメということですね。

SMAPがそこまでお笑い好きだったとは思わない。他の番組でもお笑い話はそんな出てこないし。ただ、事実かどうかはともかくさんまらのお笑い大御所連中に子供の頃からのお笑い好きだと認知させたことが重要だったと思う。