宗教、政治、国際情勢とサッカーだけにとどまらず語る
オシム。
オシムの親父さんはモスレムの家系であるが、その前にチトーの
パルチザンだった。母親は
社会主義者。
サラエボはマルチ
エスニックに他宗教が混在する都市だった。正教、
カトリック、
イスラム、
ユダヤ教が混じる。自身は
無宗教。ヨーロッパで
無宗教というのは相当なことだろう。
イスラム教について。
イスラムは解釈が柔軟。
サラエボの
イスラムとバクダットの
イスラムは違う。柔軟な解釈ができる宗教。やはりドイツ語で語っていても特異な監督のようだ。
こちらは
オシムの半生。ドイツ語とフランス語が話せるのは旧ユーゴは共産圏で唯一ロシア語が必修ではなかったから。代わりに学校で4年、ドイツ語とフランス語を習う。ドイツ語は祖母の影響もある。後にフランスの
ストラスブールでプレーしフランス語に磨きがかかる。さらに
ストラスブールはドイツ語圏だったのでドイツ語もよく使う。フランス人の選手にもドイツ語の通訳もしたことがある。母方の祖父母は
ポーランドと
チェコ、父方の祖父母は旧
オーストリア(現
スロベニア領)と南ドイツ出身。
オシムは
クロアチア人だと思っていたが、これだと民族的に何人とはいえない