ガレッジセールの吉本入りの経緯

オードリーのシャンプーおじさん2010年1月19日放送分
ゲスト、ガレッジセール。
若林: NSCじゃないですよね。
ゴリ: 俺たち入れなかったのよ。「一週間前に東京NSCの入学式が終わったから来年入って下さい」って言われたから。俺ら始めたのが22歳の時だから。
オードリー: そうなんすか。
ゴリ: 芸人として遅いでしょ。
オードリー: そうですね。
ゴリ: どうしようかっていったら、渋谷公園通り劇場がオープンしたから、そこで芸人にならせて下さいってお願いしに行こうぜって行ったら、「ダメダメ」って言われて
若林: え!
ゴリ: でも「銀座七丁目劇場にいってもダメだから。芸人もういっぱいだから。」そのころ、ロンブーさんとかココリコさんとか、いやもう来年まで待って23に入学だったらもうただでさえさあ、年下だけど先輩が嫌なのに、
若林: そうですよね。
ゴリ: もっと(先輩)増えるのヤダって、どうしようかって言ったら、ボランティアスタッフを募集してたからこっからなんとか入り込めねえかなって、ボランティアスタッフやらせて下さいって、
オードリー: はい。
ゴリ: 「給料あげないけどほんとに働くの?」
オードリー: はい。
ゴリ: 「うわあ、ほんまにいるとはおもわんかった。張ってたらもし来てくれたらラッキー」
若林: そうなんですか。
ゴリ: 来てくれたらラッキー。その代わり条件としてあの、『朝から晩までタダ働きしますけど、お笑いライブの2時間、本番だけは勉強したいからライブ見せてください』って「いいよ」って言う条件でずーっと働いていた。
オードリー: へええええ。
ゴリ: お笑いをずっと勉強してた。
オードリー: そうなんですか、ほおお。
ゴリ: だからやったよ、ほんとにココリコさんとかロンブーさんとかの足元ライトで照らしながら舞台袖まで誘導したりしてたもん。
オードリー: へえええええええええええ。
ゴリ: 『ロンドンブーツさん、本番2分前です、お願いしまああす』「はあい」って楽屋から出てきたら足元懐中電灯つけながら、「こちらです、こちらです。こちらでお待ちください」と幕を持ってさ。ロンブーさんの出囃子がダンダカダンダカて流れたらサッと引いて『お願いします』って言ったらスポットライトの中にロンドンブーツの2人がファーって走っていく「はいどうも〜」って、あの背中を見ながらもう川田と俺たちもあのスポットライトの中に入っていくようになろうぜって。
オードリー: へえええ。
ゴリ: ただ働きずっとしてたなあ。
若林: そうなんですか。それ、全然しらなかった。
若林: それで芸人にしてあげるって言われたんですか?
ゴリ: そう。そこで終わった後に社員さんがじゃあネタ見てあげるよって、3分ぐらいネタを見て「全然面白くない」って言われて。「もう一回作り直してきて」って言われてていうのをずーっとやりとりしててね、半年ぐらいたったら形になって来たからちょっと舞台出てみるかと、出たらトーナメント式のやつで準優勝したのよ。「あっ、こんだけいけるんだったら特例で君たちだけ渋谷公園道り劇場の芸人として雇ってあげるよ」ってそういうきっかけで吉本に入った。俺たちだけ経歴が変なんだよね。皆大体NSCだから。
若林: そうですよね。
春日: そうなんですか。
ゴリ: 叩き上げみたいので来ちゃったから俺ら。

オードリーのラジオにゲスト出演したガレッジセール。 NSCに入らずどうやって吉本入りしたかを語る。吉本が東京に劇場を持って芸人を集めてたっていう時期の良さもあるなあ。そこを逃さず入り込んだガレッジ二人の粘り腰も見事だけど。ボランティアスタッフを募集という吉本らしいノリも恐ろしい。