CLASICO スポーツジャーナリスト・金子達仁が、最高のアスリートたちの本音に迫るトークドキュメント

ゲストにジャイアンツ上原とヤクルトの宮本。 相当面白い。宮本はよく分析できてるし、大学・社会人を経験しているからか言語化がうまい。 WBCとアテネオリンピックのチームではアテネのチームの方がいいチームだった。WBCでは食事もバラバラ。 メキシコが勝ってくれて韓国と準決勝で対戦するころからチームがまとまりだした。 オリンピックとWBCではプレッシャーの掛かり方が違う。オリンピックは勝って当たり前の相手にかたなければならない。アテネ予選の札幌は本当に寝れなかった。 WBCでは相手はメジャー。 宮本がヤクルトを選択したのは当時ショートのポジションだった池山がFAだったり、サード転向をすると聞いていたから。レギュラーで出れないと意味がない。阪神は当時久慈で同じようなタイプだったから避けた。
ピッチャーの本質はカウント。いつの間にか2−0、2−1にしているピッチャーがいいピッチャー。 星野さんには国際経験がないが? だから大野さんをコーチングスタッフに入れたのではないか。 
神宮の人工芝はつらい。もう慣れてしまってるところもある。東京ドーム、神宮は狭く、すぐにホームラーンになる。甲子園は芝がいい。高校野球の後以外はいい。上原は監督の考えとかを考えてピッチングしたことがない。 反対に宮本は監督の考えがわかってないと動けないと。今年のアジア予選のキーとなるピッチャーはソフトバンクの斉藤かカープの黒田と思っていたが二人とも怪我や手術してしまった。
阪神の鳥谷のプレーはもったいない、オッサンくさい。
上原は中学時代は陸上部。浪人してる。宮本はずっと野球部。 野球選手は勉強で苦労してない。大学は推薦で入る。 苦労しているのは一般入試で入った古田、2浪して早稲田に入った小宮山。 上原の後輩でプロに入ったのはヤクルトの高木。
大阪体育大学は去年の大学選手権で優勝したが誰も全日本に選ばれなかった。
野球場の芝生論。 西武と神宮以外の人工芝はよくなった。天然芝がいいとはいえない。広島の芝はボコボコ。東京ドームが一番投げにくい。飛びすぎる。東京ドームと名古屋では球場の大きさが全然違う。東京ドームと名古屋ドームではホームランの価値が全然違う。だからウッズのホームランは本物。宮本「俺ならあれほど力あるなら軽くあてるだけにする。あれほど振らない」ドームはボールがなかなか落ちない。 風によって全然違う。甲子園だと左打者には相当つらい。あそこでホームランを40本打てる金本は凄い。甲子園の浜風によって今の野球では左バッターがいいのだが、甲子園では打ちにくい。それでもJFKは本物。(金子)久保田は阪神ファンからすると不安だが? それでもチームで三番目のイニング数防御率2.22は凄い。この発言は宮本だがなぜ他球団のピッチャーのイニング数や防御率を把握してるのか。そのほかにもアテネのときは何勝何敗でWBCの時は何勝何敗とよどみなく野球関連の数字が宮本の口から出てくる。 
結局久保田は投球回数でチームで二番目。無茶苦茶酷使された。
先発と抑えを経験してどちらがしんどいかと言えば先発の方。今先発のピッチャーが抑えに廻ることはできるが、今抑えをやってる選手は先発が勤まるとは思えない。クルーンや藤川ができるかといえばできない。しかし、黒田ならできる。