木村元彦の「地球を一蹴」 第27回(5/25更新)「祖国がついに独立! デヤンに心境を聞いた」

フットボールの犬-バルカン訪問記2]ネナド・マスロバル〜「親日家・マキ」の日本への憧憬〜


「もしモンテネグロが独立したとしても、独自のリーグを創設するのはナンセンスだと思うね。もっとも最近は、旧ユーゴ諸国で統一リーグを作るという動きも、一部にはあるようだ。実際、バスケットボールでは、そうした統一リーグが存在している。だから、いずれサッカーもそうなればいいな、と思うこともあるんだ。もちろん、政治的な問題もあるだろうし、セキュリティー面での課題も多々あるのは間違いないんだけどね……」
(中略)
とりわけマキが目を輝かせていたのは、日本に関する思い出である。何しろ、日本で生まれたふたりの娘に「ミノリ」「カナエ」と命名するくらいの親日家だ。そして、自らがオーナーを務めるカフェの名前も「JEF」。お別れの握手をするまで、話題はずっと日本のこと、Jリーグのことだったのも、当然といえば当然であった。

マスロバル、懐かしい。人口65万の国が独立して独自のリーグを設立するのは本当にナンセンス。セルビアとの統一リーグの方が現実的。協会と代表チームは別にして。