安倍晋三官房長官のクリーンヒット、あるいは、ファインゴール-酔夢ing voice


めぐみさんと韓国の拉致被害者、金英男氏が夫婦だったという日本政府の発表は、想像以上に韓国に衝撃を与えたようだ。韓国メディアの扱いがこれまで自国の拉致問題をほぼ黙殺してきたし、日本の拉致問題にも反日史観から冷淡な態度を見せていた。産経の黒田ソウル支局長が書くように、「日本は過去の朝鮮半島支配の歴史を忘れて自分たちの小さな被害に大騒ぎしている」という、まるで北朝鮮並みの日本を非難する声もあったほどだ。

韓国 融和ムード衝撃 対北政策の転換必至


人権や人道問題より民族感情が優先しているためだが、その結果、韓国政府は歴史問題などでは「人類普遍の価値」や「良心」を強調しながら、北朝鮮の人道問題には何も言わないという矛盾した態度を取り続けてきた。とくに金大中前政権や盧武鉉政権は人権や民主化を看板に政権の座に着いたにもかかわらず、北朝鮮の独裁体制や人権抑圧には触れないという“親北朝鮮ぶり”が目立った。