終わらぬ「民族浄化」 セルビア・モンテネグロ – 集英社新書

終わらぬ「民族浄化」 セルビア・モンテネグロ (集英社新書)

終わらぬ「民族浄化」 セルビア・モンテネグロ (集英社新書)

木村元彦の「地球を一蹴」 第6回(6/28更新)「セルビア・モンテネグロ代表の憂鬱」

2006年2月にモンテネグロではセルビアからの独立を問う住民投票が決行される。セルビア・モンテネグロ連合国家維持か、分離独立か。しかしこの施設の在り様ではもはや答えは出ているのか……。国際線!?
セルビア・モンテネグロ代表はW杯予選を無失点で勝ち進んでいる。皮肉なことに今秋、出場が決まればその4ヵ月後に、モンテネグロの選手たちは大きな選択を迫られる事になる。国家継承権すなわちW杯出場権のあるセルビアに残るか、自らの民族性を尊重して新生モンテネグロに移るのか。余りに困難で重い問いだ。