Mercedes-Benz THE EXPERIENCE
8月23日(日) 21:00-22:00
スガ 実はね、ここからCoccoの話になるですけど。
タニシ はい。
スガ Coccoってやっぱりちょっとこう神がかり的な人で、
タニシ はい。
スガ 時々なんか凄いのが降りてきちゃうんですよ。
タニシ はっ!
スガ 毎回降りて来るわけじゃないんですよ、時々見てて明らかにコレおかしいぞってのがあるんですね。
タニシ シャーマニズム的な
スガ シャーマニズム的なことが起こるのがみててわかる。で、こんときもそうだったし、後僕下北沢にある100人も入れないようなちっちゃいライブハウスで、Coccoと長田さんというギターリスト2人でアコースティックライブをやったときに、こともあろうにその80人に対して降りてきちゃったんですね、Coccoがバァーっと降りてきちゃって、それでもう大変なことになっちゃって、それで。
タニシ おお、凄い!!
スガ それでタンバリンを叩いてるんですけど、自分の腕にタンバリンを打ちつけて歌うんですけど、その打ちつけてる腕が見る見るうちに腫れあがるですよ。
タニシ ええ!!
スガ なんだけど、そんなことも関係なく、もの凄いパフォーマンスをする んですよね。
タニシ はあぁ。
スガ 終わった後その80人ぐらいいた観客、全員もう刺さりまくりで、
タニシ 胸に刺さりまくり。
スガ ドリンクすら飲めない状態。
タニシ ほっほっほっ、凄え話。
スガ 凄いんですよ。で、ちょうどこのライブ、平安神宮でやったライブが終わった後にCoccoからメールが来たんすよ。
タニシ はい。
スガ お前よく、あの人敬語とかそういうの一切無いんで、英語みたいなもんなんで、全然俺の方が年上なんだけど、もうお前呼ばわり、シカオ呼ばわり、全然。それはいいんですけど。
タニシ (爆笑)
スガ シカオ、よくお前あんなところで2daysも歌えんな、みたいなメールが来たんですよ。
タニシ そんな感じなんですか。
スガ そう、こんな感じなんですよ。「(スガ)なんで、モニターの環境でも悪かったの?」お前な、つってあそこは死んだ人が眠るために造られてる場所なんだぞ。そらそうですよね。
タニシ はい。
スガ 死んだ人が静かに眠るために空気が動かないように出来てるんだ、だからいくら歌っても空気が振動しないからお客さんのとこへ歌が飛んでかないんだよ。って言うんですよ。
タニシ 凄え!凄い!
スガ こいつ、そんなこと考えて歌歌ってるんだと思って。俺とレベルが違いすぎるなと思って。俺モニターのレベルがちょっと声あげてとか、そんなレベルで話してんのに。
タニシ (爆笑)
スガ 俺は、俺はさ、馬鹿だからさマイクがあったらそこで歌うだけだからみたいなことを返したら、一言お前はいいなって言われた。
タニシ お前はいいな。(爆笑)凄いいい話ですね、これ。
スガ もの凄いね、やっぱ生きてる次元がねちょっと一個、違う次元でたぶん生きてらっしゃる方なので
タニシ 凄い。凄いなあ。Coccoさん、沖縄出身の方ですよね。
スガ 沖縄。
タニシ やっぱりそういう敏感な。
スガ じゃないんですかねえ、明らかに普通の俺たちとこう歌う目的というか、違う感じの時がありましたね。