伊集院光 日曜日の秘密基地 ゲスト 大槻ケンヂ

2005年12月11日
大槻: この世界うれるっちゅうことは巨大な資本に目をかけてもらうってことだからさ、もう先にいるのは国家権力ですよ。そういうものですよ。そういうものにおもねって、そのために売らんかなってがんばるのはバカみたい。
伊集院: それはわかる
大槻: 別に国家権力ではなくても、別に六本木ヒルズに住みたいからやってるわけじゃないから、
伊集院: しかもそれどこで発生するかわかんないからっていう、
大槻: 今の流行りものの作り方もなんだろうなあ、レイザーラモンHGさんが、フォーでさ、流行語大賞にノミネートされたよ、それでもう次の週からあのほら、武勇伝、武勇伝、デンデンデデンデデンって替わったんですよ。あれ、だから上がりってことよ、レイザーラモンHGはさ。フォオーはさ、ここでもういいでしょと。でも次、流行ことばなんでいこうと、デンデンデデンデデンでいきましょうと。新聞のキャンペーンみたいなもんだもん。なんかさ、それに乗せられてるって結局、それはお金のある側がなんか自分が儲かるから、資本が動くから、経済が潤うからやってるだけでしょう。そんな波に乗せられたらバカみたいだよ。レイザーラモンもさ、かわいそうだよ、あのデンデンデデンの人も。
伊集院: そうね。でもデンデンデデンの人も今自分がかわいそうとはおもってないけど、ただ
大槻: そうだよ、これから流行り言葉三ヶ月単位になってくよ、ほんとよ。
伊集院: ほんとね、それスッゴイ思う。スッゴイ思う。言っててどんどんすっきりしていくのはそこなんだけど、すごくそこで、
大槻: それで、見なくなった、なんだかんだ言われるのは自分達が悪いって言われるけどそうじゃない、消費した側が悪い。消費させた側が悪い。資本の側が悪い。絶対そう思う。
伊集院: なるほどね。それをさっきいった自然災害に例えるとすっごいわかる。
大槻: そういうのはさ、ある時なにかに食いつくのよ、変な流れがあって。僕はバンドブーム24歳ぐらいのときそういうのがちょっときてほいでまあ色々乗っかったりあったんだけどそりゃ、荒波にもまれて。今はそういうのが来ても自分のチョイスで選ぶね、のるかどうかってのは。
伊集院: なるほどね。 ましてやどこでいつ発生するかわからないものを目指して、サーフボードを持ってるのもどうかと思うけど。こっち来てくれって。
大槻: それはね、人間として表現者としてかっこ悪い生き方だと思う。
伊集院: それはわかる。それもすんごいわかる。

なるほど、品川がいろんなサーフボード用意してどんな波にも対応して乗っかろうとしているのはよくわかる。
今だと、エロ詩吟がおわりねずっちの整いましたがそうだろう。集中豪雨的に出演して一年後には出なくなる。