(スイスの入り方?)あれは日本の理想だと思う。みんなが連動して守備をするから、誰が誰をマークするって形じゃなくて、ちょっと5mずれるだけでプレッシャーがかかっている。日本は1人について、それからやっとプレッシャーをかけにいく。そこらへんが違う。前半の方が収穫はあるね。
守備と攻撃において全員が連動しているからうまいなあとおもった。傑出した選手はいないが全員のレベルが高かった。
例えば啓太なら、前への決定的なパスは出さないで、闘莉王に下げるパスが多い。ならば、闘莉王に下げている間に誰かがもう走り出さなきゃいけないとか。そういうことが分かったから、自分が何をするかも考えられる。闘莉王が上がるタイミングも分かったのは大きい。
この辺が鈴木啓太の課題というか。もっと前に運ぶパスを選択すべきときもあるとおもうし、ミドルも打つべきだろう。ボールを奪うまでのプレーヤーになってしまっている。
プレースタイルは本当に戸田にそっくり。トゥーリオは五輪の親善試合のロシア戦でのプレーのまま、持ち上がって、ワンツーからシュートを放つ。こんなセンターバックはいないよ。 でもああいう規格外のプレーをしないと点なんかとれんだろう。