Hiddink pulls off ‘mission impossible’

ヒディンク、”ミッション・インポッシブル”を遂行。
確かに凄いの一言。7月に就任し、PSVとの兼任でこの快挙。オーストラリア協会がよく、兼任でもかまわないと決断したし、今回のPOでのMVPは勿論カンタス航空。チャーター便にして、エコノミー席を外し、マッサージ器、マッサージ師、ドクター、フィジオといたせりつくせりの20時間の直行便。片やウルグアイは乗り継ぎ便の上に経由地2回の30時間。シドニーでの試合は両者のコンディションの差がモロに出ただろう。こういうバックアップ体制を含めて、その国のサッカーの実力。思えば、94はマラドーナが復帰したアルゼンチンにやられ、98はジョホールバールで日本にゴールデン・ゴール負けしたイラン相手にテヘランでは1−1でしのぎ、ホームでは後半まで2−0とリードしていながらバゲリとアジジのゴールで追いつかれアウェーゴール数で破れ、前回はウルグアイのホームでアウェーの空気にモロに呑まれて敗戦。
01年のコンフェデではまともなメンバーを出してこず、強化姿勢に相当疑問だったが、今回は本気になって取り組んだ。7月になって前任者を切り、兼任でも名将を呼んで来たしカンタス航空のバックアップもあった。32年振りですか。これで出来たばかりAリーグの起爆剤になればいいですね。

http://www.abc.net.au/news/newsitems/200511/s1508551.htm

"I mean, the next six months all the media's going to be about soccer in Australia and that's never happened," he said.
これからの六ヶ月間はサッカーのことでメディアが埋めつくされる。そんなことは今までのオーストラリアには無かったことだ....とビドゥカは言う。

オーストラリアもNO1スポーツはサッカーではない。故にこの言葉は日本人の私も身に染みる。これからの期間はメディアにサッカーが載る機会が格段に増えるだろうから、オーストラリアのサッカー人気も上がるでしょう。