フットボールの是非

久保の右膝故障に関しては、今に始まった問題ではない。1ヶ月前は「完治に2、3週間」と言われ、1stステージ終盤戦では「完治に4週間」と言われた。そして、今回は「完治に6週間」にまで延びた。
 岡田武史監督は、「1stステージ逆転優勝」との立派な目標の為に、久保を「騙しだまし」使ってきた。ジーコ監督が結果の為に久保を必要としたのなら、こちらにも結果の為に久保を使う必要があった。
 一連の綱引きは、どちらが悪いのではなく、どちらもプロの立場から久保を手繰ろうとしたに過ぎない。
 もし、岡田監督が途中出場を命じた試合の中で、久保が壊れてしまっていたら、批判の矛先は岡田監督へ向かったかもしれない。

これは私も思っていたことで、久保の膝が悪いとわかっていながらマリノスは途中からでも使い続けていた。悪いのなら、ファーストの数試合を飛ばして治療に専念させるべきだったのだ。ジーコマリノスが久保を使っていたのに久保を代表に出さなく、自分で確認したくなる気持ちもわかる。
悪い、悪いといいながらマリノスは久保をなんだかんだと使い続けてきた。もし、久保の膝が壊れて、なおかつ優勝も逃していたら、今の評価とは真逆の評価が岡田さんに下されていただろう。他のFWはそれほど信用がないのだろうか。怪我持ちの久保をベンチに入れ続けるぐらい、清水や安永が全く使われなかったのはなぜなんだ。岡田さんは久保以外の安と坂田のみしかFWとして信用してない。