初代表で初先発が5人、10キャップ以上の選手が岩清水、田中明日菜、川澄だけという全く新しいメンバーであるがルペカップに望んだ女子代表だが全く機能しなかったといっていい。経験の無い選手に経験の無いポジションで国際試合でプレーして上手く行くわけはなかったが想像以上になにもできなかった。田中明日菜とボランチを組んだ山崎円美は本来はFWの選手らしい。更に2失点のきっかけになった右サイドバックに入った河村優里は本来は中盤の選手。いつもより緊張する国際試合のデビュー戦で慣れないポジションで起用した佐々木監督の大きなミスだ。なぜだか、女子では本来のポジションでは無く代表では別のポジションで使われることが多い。安藤梢が右サイドバックをやらされてたこともある。右サイドを破られ2失点してから河村優里を左サイドバックへ持って来て、我慢ができなくなったのか、鮫島と高瀬を左サイドで同時投入。どう見ても後から入ってくる選手の方が機能してて、右サイドバックに入った加戸は一度もオーバーラップしてクロスを供給できず、後半加戸に替わって有吉紗織が入った方が良かったし、大滝はまだマシだったが大儀見のキープ力は図抜けていた。本来ならロンドン五輪のメンバーから2・3人選手を変えて望むというのが正攻法だがほとんど経験のない選手で博打を打ってものの見事に外れた。ドイツ戦は現在のフルメンバーで試合をするだろう。