自身の代表作は何か悩む鶴瓶さん

MBSヤングタウン 2009年11月22日(日)
鶴瓶:僕も「突然ガバチョ」が三ヶ月向こう(東京)で流れました。
西アナ:ああ、そうですか。
鶴瓶:三ヶ月で終わりましたけどね。
(中略)
鶴瓶:それを僕は錦の御旗で言いましたけどね、「突然ガバチョ」は32%とりましたから。こんなすごいことはないと。
私の代表作、「突然ガバチョ」向こう(東京)では誰も知らなかった。くやしいわね。ええ、で、何が代表作なのかということここ一週間なんべんも他の人含めて聞きましたよ。木梨の友達やない人にも。でも、ないんですよね、東京では。
西アナ:ありますよ。
鶴瓶:ないんです。東京ではないんです。紅白歌合戦ゆたかて、紅白歌合戦なんでなったんや言うたらね、西言うてえな、あ、負け越しなんでオレは存在してんの?なんでなの?なんでやの?積み重ね?貯金?なんなの?西言うてよ、ああ、これやったらみながギャフンというの、これもね、ず〜っともうね悩んできたんですけどね、何、決定的なんなんやの?
西アナ:木梨さんがおっしゃってるのはギャグとかそういうことじゃないんですか?
鶴瓶:いやいやそうじゃなく、「みなさんのおかげです」とか
西アナ:「家族に乾杯」とか
鶴瓶:まあ、今・昨日・今日ですよね、
西アナ:昨日今日って、え今何年ですか、アレ。
鶴瓶:まあまあ10年ですが、
西アナ:ほら、10年ね、
鶴瓶:10年前ね、4%とかそんなんで、徐々に19.なんぼになりましたからね。
西アナ:そうでしょ、そうでしょ。NHKで10年以上続いてる言うたら大河ドラマと連続小説と「家族に乾杯」ぐらいのものでしょ。
鶴瓶:えらい、えらいですね、今ようやく言えるようになった「鶴瓶の家族に乾杯
西アナ:「鶴瓶の家族に乾杯ですよ」
鶴瓶:「鶴瓶の家族に乾杯」は何かをしてそうなったから、そのなんていうの、若者とかバラエティに出るきっかけはなんやねん?とこう言われたわけですよ。
マリリン:あ、ボウリング。
鶴瓶:ボウリング?
マリリン:ボウリングしてはったでしょ。あの〜年末年始か何か、志村さんと。
鶴瓶:ああ〜。あれは10年や。
マリリン:あれ、私めっちゃ好きでした。
鶴瓶:ナイナイとやろ、ナイナイと。
マリリン:そうそうそうそう。
鶴瓶:あれは志村けんがメインや、ほとんど。志村けんとナイナイが盛り上げとんねや。もうあれ、2時間半から3時間回すんやけどな、1時間で使い果たして、最初のバァーと行き過ぎて、あとほとんどしゃべってへんわ。ほんまに。皆に休んでる言うて怒られて。それは、ボウリングはないよね。
西アナ:ボウリングはないですね。
鶴瓶:ひどいよ、お前それ。
マリリン:私毎年見てましたよ、昔から。
鶴瓶:毎年見てても、そんなんで。
西アナ:もうちょっとレギュラー感があるものがいいわ。
鶴瓶:なんかないんかレギュラー感がある
西アナ:紅白は成果なんです。あれは一つの成果。ただ、あれはNHKにとってはすごいことですよ。
鶴瓶:成果。そうそう。
西アナ:ず〜っと数字が落ちてた紅白を落ちるのを止めるのは大変な事なんだから。
マリリン:はあ〜。でもいいともも。
鶴瓶:いいともはタモリさんや。それもよう言われたんや。オレと言うものがラジオお聴きのみなさんで、東京もわかり
西アナ:麦茶!
鶴瓶:麦茶。お前殴るで。
全員:(笑い)
鶴瓶:負け、お前東京の人間やから、オレを何で知ったんや。
負け越し:社交的なところです。
鶴瓶:社交的。社交的な人間ぎょうさんおるわ。でも案外芸能界は社交的な人間は少ない。
西アナ:まあまあ、職人さん的なね、そういうタイプの人も多いですからね。
鶴瓶:う〜ん、社交的かあ〜、ほんな俺みんでわぁ〜しゃべってたときに社交的やからというのは全員に却下されるよ。
西アナ:いや、これはほんとにひょっとしたらすごいことかも知れないですよ。
鶴瓶:社交的なことが!
西アナ:イヤイヤそうじゃなくて、8時だよ全員集合のドリフターズとかひょうきん族から出たさんまさんとかたけしさんとか。そういうのが無くて肩を並べるポジションにいると言うのがいかにすごいかってことですよ。
マリリン:おぉ〜。そうですよ。
鶴瓶:そんなんないねん。そんなんじゃないと。
西アナ:なんやったらそんなん無しでここまでやれてる人間は他にいるのか。
鶴瓶:いるか、言うてみ。言うたらええねや。
西アナ:ええ。
鶴瓶関根勤がわりとそういうところありますよね。
西アナ:まあ、でも「カックラキン大放送」が
鶴瓶:があるか。東京やからな。
西アナ:ええ。
鶴瓶所ジョージもあるやんけ。
西アナ:「目がテン」とか、「笑ってコラえて」がありますから。
鶴瓶:ありますからって、余計しんどいわ、ありますからってお前。お前(西に)、ちょっと東京で「家族で乾杯」以外にお前、バァーっとこう派手なんや、「家族で乾杯」地味に地味にいきながら、まあ社交的も含めてお父さんやお母さんに親しまれ、若い子はそんなん知りませんからな、ほとんど。
西アナ:いやそんなことないですよ。
鶴瓶:まあ、オカンが見てるからなんやこれ鶴瓶出てるやんみたいなことですよね。何ですか。「きらきらアフロ」は言うてもテレビ大阪であれも紙芝居みたいな放送局でしたからね。
西アナ:これ。
鶴瓶:あの放送局を全国にしたのはそれは俺ですよ。俺と松嶋ですよ。しかし、何もないとこからやね、あの〜障子が破れてバラバラ破れて修正したぐらいのもんですからね、ホンマに。門真で見れなかった、大国町でも今見れないという、ああいうねところをこんなにメジャーにしたのは、アレはもう僕です。アレはもう僕とまあ言うたら松島の力でしょ。ただ、むこうでもテレビ東京ですから、向こうはね、
西アナ:パペポは(東京で)映ってなかったんですか?
鶴瓶パペポは映ってましたよ。
西アナ:ほらー。
鶴瓶:言うても。
西アナ:パペポですわ。
鶴瓶パペポやって言うたら、何時やって言うたら1時10分ですと。夜中の1時。
西アナ:イヤイヤ、パペポですよ。
鶴瓶パペポやな。
西アナ:パペポです。
鶴瓶:「ぬかるみの世界」は却下されましたからね。
西アナ:パペポ鶴瓶・上岡のでしたっけ、上岡・鶴瓶のでしたっけ?
鶴瓶:上岡・鶴瓶
西アナ:じゃあ、上岡さんだ。
マリリン:あらまぁ〜。
鶴瓶:あれまちごうて鶴瓶・上岡かなんかなったんや。俺もどっちが上で
西アナ:パペポですって。
鶴瓶パペポ
西アナ:僕はもう、
鶴瓶:(負け越しを指さし)パペポは?
負け越し:知らないです。
鶴瓶:あかんわ。
西アナ:(負け越しに向かって)むっちゃおもろかってんから。
鶴瓶パペポ終わって十何年や。みんな知らんがな。
マリリン:でも、よく周りの人はパペポ、ぬかるみ、突然ガバチョって言ってきはるんですけど、どれも知らなかったけど、皆はそういいます。
西アナ:(マリリンに向かって)何で(鶴瓶さんを)知ってたのよ。笑福亭鶴瓶さんを。
鶴瓶:何でしってってん?ここへ来てか。お前松竹芸能やぞ。
マリリン:よくでたはるなあ〜。
全員:(笑い)
鶴瓶:よくでたはるなあでしって
マリリン:鶴瓶さんがアフロの時も私テレビで見たことない。
鶴瓶:それはないやろ。お前、子供、二十歳かそこらやろ。
マリリン:22。
鶴瓶:そらありえないがな。
マリリン:ありえないんですか。
鶴瓶:ありえない。俺もう30年前や、俺30の時に切ったんやから。
マリリン:あ、そっか、じゃあ知らないんだ。
鶴瓶:知らんがな、そんなもん。
マリリン:よかった、よかった。
鶴瓶:(負け越しに)アフロの時知らんやろ、実際に?
負け越し:実際には知らないです。
鶴瓶:あれ、コージー冨田やがな。パンパンに太りやがって、ホンマに。
西アナ:ええ、めっちゃ太ってますよね、
鶴瓶:そうそう。コージー冨田が太り、TKOの木下が太り、あいつら俺に似さすために太ったら、俺が痩せてて、ややこしい。ややこしい状態になってもたんや。
西アナ:行き違いに
鶴瓶:行き違い。
マリリン:よくモノマネされてる
鶴瓶:なんでモノマネされんねんと。モノマネされる人は余程立派な人ですよ、
マリリン:それでよく見てたのもありますよ。
鶴瓶:だからあいつらちょっとづつこう振興していってくれたんやろなあ。
西アナ:いやぁ、でもモノマネされたからって、それは後付ですよ、やっぱり。
鶴瓶:ね。吉永さんと一緒に主役張れるということはありえないですからね。それを皆が言うてきよんねん、なんでそないなったん?なんでそないなったん?と攻めますからね、次々いろいろ言うたら、そんなん知らんわとね、おうわかったと、そこの大学生(スタディオにいる大学生に向かって)お前は俺をなんや、ここやったなあ言うのは。なあ。
大学生:積み重ね。
全員:(爆笑)
鶴瓶:人間コツコツ積み重ねでここまできたんや。せやろ。吉永さんとの、ね主役をとり、そして紅白に行き、ね、志村・鶴瓶の危ない交友録、志村・鶴瓶と名前を連ねるんやで、10年前や、あれもう13年や。な、かぁ〜。芯食うてへん、芯コーンって。
西アナ:イヤイヤ、食うてますやん、だから。
鶴瓶:だから「家族に乾杯」や。
西アナ:そうそうそう。
鶴瓶:家族に乾杯やけど、そんなに若いヤツ見てませんからね、アレ。「スジナシ」言うたらもう却下されたわ。知らんと。名古屋の深夜やと。(負け越しを指差し)スジナシ?
負け越し:聞いたことあります。
鶴瓶:聞いたことある。(マリリンに向かって)スジナシ?
マリリン:DVDで見ました。
鶴瓶:見たん?お前、女優になろうおもたらあんなもん食いつけや、「スジナシ」なあ、なあ。
西アナ:でも、僕の知り合いがこの間、
鶴瓶:なんか言うてくれましたか。
西アナ:入院しててね、師匠から差し入れをこれ見舞いに持っていけと言われた。ものすごい感謝感激してましたけど、彼がもう2ヶ月ぐらい入院しててずっとまあしょうがない、本を読んでる、リハビリをしてるか、本を読んでる、テレビは基本的にしんどいから見ない、ただ毎週」家族に乾杯」だけは見る。あれはほんとに病人にやさしいと。
鶴瓶:なるほど。
西アナ:言ってました、元気がでる。癒されると。
鶴瓶:19.7とんねんで。
西アナ:でしょ、ホラ。もう芯食うてるじゃないですか、完全に。
鶴瓶:19.7も取ったらあかんちゅうねん。
西アナ:すごいことですよ。ちちんぷいぷい13年やってますけど最高が13%。なんの瞬間かって言うとハルウララが走ってるのを映した。知ってます、ハルウララ
マリリン:おうまさんでしょ。
鶴瓶:ず〜っと負け越しの。お前、ハルウララにしたらええ。ハルウララ、ウララちゃん、

周りの人になんのきっかけでこの場所まで来れたのか聞かれた鶴瓶さん。吉永小百合と共演するまでになったきっかけは。挙げていく番組がことごとく東京の人間に知られてない話から。
鶴瓶さんの代表作はマリリンが言うてたように「突然ガバチョ」「ぬかるみの世界」「パペポ」でしょうね。「鶴瓶と花の女子大生」「MBSヤングタウン」なんかもある。
東京の人には全く知られてない、パペポは今の20代には知られてない。
それにしても、現状でも「家族に乾杯」「きらきらアフロ」「スジナシ」等々、人気番組持ってるよ。「A studio」もある。
マリリンは松竹芸能所属の女優の卵、負け越しはオーディションで通った一般人。