The Stadium » Blog Archive » 欧州王者から初得点も、G大阪3−5でマンチェスターに敗れる
それにしても、あの怒涛の4分間を、向こうでの試合ならば彼らは90分続けるのだから、きょうの3点で満足なんてできない。今までやった試合のどんな試合よりも、きょうは隣のベンチからの圧力を感じた。ヤベェと思う場所にボールが入り、ヤベェと思う瞬間シュートを打たれた。前半の2失点がもったいなかったし、本当に悔しい。
山崎が点を取って後の5分間だけ本気にさせた。DFラインとGKは相当差がある。遠藤は攻撃面では通用することがわかったが、守備ではパク・チソン並に動かないとあのクラスでは駄目なのだろう。使える交代選手が1人だけというのがガンバの層の薄さとリーグ終わりで怪我人が出てどうしようもなかった。使える外国人選手が実質1人というのも痛かった。
ガンバとマンUの試合を冷静に振り返る - Blog版「蹴閑ガゼッタ」
それに、クラブに比べれば世界を経験している代表でさえ、世界のトップクラスを本気にさせた場面というのは、ハッサン二世カップで西澤がフランスから2点目を取った直後と、サンドニで0-5と惨敗したフランス戦、そしてドイツW杯でブラジルから玉田が先制点を奪った後の30分ぐらいでしかないしね。しかも、どの試合も3点は取っていないのだから、ガンバはもちろん日本のサッカーファンは十分に胸を張っていいと思う。
世界トップクラスが本気になった場面は日本代表でも実はこのぐらい。クラブチームでいくらがんばっても世界トップクラスと対戦できるのは世界クラブ選手権ぐらい。やはり各年代のW杯は出場し続けなければならない。マンUはもっと猛然と圧力かけてくるかと思っていたがなめられていた。あのセットプレーの守り方はナイーブ過ぎ。日本代表の練習でトルシエが守備練習で相手のユニフォームを引っ張ったりするのを教え込んでいたのを思い出した。
すべてが蒼に染まるまで » Blog Archive » 私は結局どちらを応援したのか –クラブワールドカップ2008 準決勝 ガンバ大阪対マンU
さんまさんは漫遊のエンブレムの入ったパーカーみたいなのを着ていたけど、それはないと思った。英国だったら、たとえばベッケンバウワーがゲストに来たとしても、アナウンサーやコメンテーターは絶対にドイツ代表やバイエルンのユニを着ることはない。そんなのは礼儀でもなんでもなく、真剣に自国のサッカーを応援していないという証拠にしかならない
事前番組でさんまが朴智星は出場しないで欲しいとやんわり言ってたな。運動量がありすぎてとか理由をつけていたが、本音はこんな大会で俺の好きなマンUにアジアの選手なんか出て欲しくないといったところだろう。さんまはマンUのマフラーをしていたが、ブランド好きのおねえちゃんとなんの違いがあるのか。エルメス、グッチ、ルイビトンといってる人らと。マンU、ミラン、レアルと騒いでるさんまはもう日本がW杯や世界クラブ選手権に日本のクラブが出るようになって以降はサッカー番組には必要ないと思う。
決勝出場して朴智星が活躍してMVPをとってほしい。そのときのさんまのコメントが聞きたいね。
昨日のヤンタンのさんま発言 - 昨日の風はどんなのだっけ?
さんま師匠については欧米コンプレックスと自分が出会ったときの勢力図に変化があるのが嫌という保守的な嗜好が混ざっているんでしょうね。
自分が見てきた歴史の中にこれまでアジア人がその風景に混ざることがなかったのに、最近現れるようになったのが本当に嫌で仕方ないんだと思いますよ(笑)。
さんまのサッカー観というのはこれに尽きる。このエントリーは4年前やけどこのポジションから1ミリも動いていない。
今年の27時間とかヴァラエティでは未だ秀逸なところもあるだけにこのサッカー観だけは残念。