かわら長介 たくらだ堂 - 7〜M−1準決勝東京2 2006/12/11

【12】サンドウィッチマン(フラットファイブ)
 〜ツッコミの風貌がやくざ風だ。それに対し、その筋の人だと決め込んでアンケートを取るボケ、という関係。コント風だ。悲しいかな、最後までそれが続く。物語が発展、膨らんで行かない。4分と言う短い時間だから、それで押し切るという手はある。が、この関係だけでは押し切るに十分というネタではない。言ってみればフリだけで最後まで行っているのだ。起承転結の‘転’が欲しい。

去年のM-1準決勝もアンケートのネタだった。ネタが今年は改善されていたのか、是非見解を聞きたい。

【14】ライセンス(吉本興業
 〜よく受けていた。だが、全て「ドラえもん」だ。BODYのところでも書いたが、「ドラえもん」ありき過ぎる。ネタ作りが安易だと断じる。藤子・Fがいなかったらどうするのだ。パロディは大いに認める。だが、パロディにはオリジナルに対する批評精神が無ければならない。彼らは、可愛いドラえもんを大人向けにして茶化しただけだ。僕は認めない。M−1のラストチャンスだったのに残念だ。

この年に敗者復活したライセンス。ラサールさんは3位にしたが、かわらさん、去年ライセンスが優勝しなくてよかったね。 もうこの人の審査は限界かもな。

【20】我が家(ワタナベエンタテインメント)
 〜去年と同じネタだ。それで決勝へ行けなかったのに、再び同じネタで挑戦する事が理解できない。M−1を、もしくは審査員を舐めているのか?1年の間にあれを超えるネタが出来なかったと言うのなら自ら出場資格が無いと思うべきだ。ただ、同じネタだが1年かけてとんでもなく面白くしたというなら、百歩譲って無しとは言わないが、去年以上に面白いとは到底思えなかった。

サンドウィッチマンは去年の準決勝と今年の敗者復活、決勝一本目は同じアンケートネタだった。 この辺の話もしてほしいね、出来れば。