明石家くりぃむランド
一言で言えば昔「上岡龍太郎と１００人」という番組があってその関西縮小版。上岡さんのはテーマに沿った一般人１００人を集めていたがこちらは１５人づつ。さんま得意の一対多のトークバラエティ。今、この手のバラエティばかりではないですか。ロンブーの料理人を集めた奴やったり、浜田のスポーツ選手版やったり。紳助のＴＢＳでも同じスポーツ選手を集めたスタイル。関西やと、たかじんと上沼恵美子の番組が東京から芸能人を呼んで来て裏話をさせる番組だったり。
前半に出てきたおっさん連中が視聴者共感度ゼロとも言える酒焼け全開で黒く、小太りで脂ギッシュなおっさんばかりだった。根本的に人間的好意を持てそうにないんだが、名札の下に今まで交際人数を書いていて、どう俺がオンナにもてたかの自慢話。アシスタントの赤江アナはどこかのテーマパークかバスガイドか思わせるコスプレ度の高い服を着せられ、３０歳を越えたアナにしてはつらいカッコでした。つくづくやめ時を間違えました。
「ああ上岡さんの番組でも昔あったなあ」と思えるフォーマットとテーマ。
さすがにあのオッサン連中に比べたら明石家さんまの爽やかなこと。天性の明るさに加えておっさん臭をあまり出さない司会ぶり。くりぃむと一緒の司会もこれといった違和感はなく。しかし、レギュラー化を考えているならやめた方がいいでしょう。この番組は星野さんとさんまが阪神関連で作った番組のスタッフと思う。その後スポーツの番組を一回しているし。
TBS「明石家さんま特番〜白洲次郎に会いに行く」
こちらは打って変わって白州次郎ゆかりの人にさんまが会いにいって話しを聞く番組。構成が素晴らしく、取材もきちんとしていた。辻井喬と語るさんまは違和感がありありだったが、さんまが話を聞く事に徹していて、上手く相手の言葉を言い例えで返していた。さんまがほぼ聞き手の番組はこれまでほとんど見たことがなかったがそつなくこなす。宮沢喜一が出ていたが、少し前ヤンタンで話していた通り、まともに白州のことを語ろうとしない。あれだったら取材を受けるなよ。
