YouTube - 4/29 元東電社員の証言(高知)
元東電社員木村氏
「原発から15キロ、真西に住んでました。標高は550ぐらいあったんで津波はまったく問題なく、古い家に住んで、屋根も軽くて
(中略)
僕はもう地震・津波・炉心溶融ってのは予測してたので、嫁はちょっと離れたところにいたんで、たまたまちょっといたんで、迎えに来てくれて土曜日に、常磐町って35キロの所に嫁の実家があったんでそこに逃げて、2日ほどして、まあ子供まだ小学校2年生の女の子なんで、もうちょっと逃げようかってことで、さらに嫁の親戚筋を頼って、栃木県の那須、70キロぐらいまで逃げて、2週間ぐらい、3週間ぐらいいたんですかね、で高知県の県庁が県営住宅の無料開放宣言してもらったんで、元々中村の方に後輩?がおって、僕サーフィンやるんで、県営住宅あれば余計行きやすいかと思って、4月の頭に、こっちまで逃げてきました。実際じゃあ、放射線どのぐらい浴びたのかなあとパッと計算したんですけど、20ミリシーベルト浴びました。放射線量率ってのは単位時間あたりのマイクロシーベルトとかミリシーベルトで表示されてますけど、僕は一応原子力、学校合わせると20年いて、国の日本原子力研究所ってところで、大学の原子力工学コースのさらに短時間濃縮コースみたいなのを半年ぐらいトレーニング受けた人間なので、まあちょっとした線量率の計算だとか、どのぐらい積算で浴びるのか簡単な計算方法は自分でできるんで、こっち来て落ち着いて計算したら20ミリシーベルト大体浴びてて、結局具合悪くなりました。はっきり言うと。那須に逃げて、栃木に逃げて、那須に逃げて四日目ぐらいから鼻水、ドロドロの鼻水がでて、鼻血も止まんなくて、のども痛い。これが低センリョウ障害ってやつなんです。実際、100ミリまでいかなくても、恒常的に常に浴びてれば、なんらかの障害が出てきて、国も政府も、当然原子力安全委員会も東電もまったく問題ないって言い方してますけど、まったく問題あります。ってのが僕の生の証言の1つです。で、今日あんまりコピーしてこなかったんですけど、単位時間あたりの線量率をどうやって積算するのかっていうのを書いたメモ、汚い字なんですけど、ほしい方はどうぞもってってください。で、0.24マイクロシーベルト/Hって書いてありますよね、新聞に。一時間あたり、0.24マイクロ、それを一年間ずっと浴び続けると、2ミリシーベルト、一年間あたり浴びるんです。ICRPって国際放射線防護委員会が勧告してるのは一般公衆限度ってのは1ミリシーベルト。わかりますか?その2倍を20倍ですか、たった一ヶ月たたない、2週間・3週間ぐらいであびちゃったんです、僕は。まあ、僕はもう47歳なんでそんなに細胞分裂もしてないからいいんですけど、子供、子供はもう細胞分裂活発で、自分の原本のDNAをコピーして、身体でっかくしてるわけですから、壊れたDNAをコピーすることによって、発がん率が高まりますんで、子供をこっちまで非難させた経緯なんですけど。そんなもう生生しい話になっちゃうんですけど。もう一つ言わしてもらうと、僕は10年前に東電やめたんです。なんで辞めたかって皆さん聞いてくるんだけど、理由は本当に簡単なこと。もうウソ、偽りの会社。ひどい会社。えらくなれるのは東大の原子力出てきた人間、技術系は。もしくは東大の法学部出た人間が社長になりますから。エリート官僚主義の最先端の会社。
(中略)
プルトニウム241番が放射能の力が弱まる、半分になるまで2万4千年かかるんですよ。いま瞬間使ってるこのエネルギーのために、2万4千年先の子孫にゴミを、負の遺産を受け渡すことに解が出てないじゃないですか、答えが。なのに、発電し続けてることの、矛盾。だから斜陽なんですよ。そしたら協同組合の委員長こういいました、『木村、お前頭が狂ったんだな。気が狂ったんだな』僕はあんたが狂ってるんだよってはっきり言ってやりました。そしたらすんごい怒って『お前みたいな奴はやめろ』とそう言われて辞められて、またその後に面白い話があるんですけど、僕はね、原子炉の認可出力ってあるんでよ、例えば福島第一の一号機だったら1380メガワットなんですよ、原子炉の出力が。1380メガワットを電気にすると、46メガワット。東京ディズニーランドを一日動かすのが57メガワット。だから福島第一の一号機だったら東京ディズニーランド動かない。足りない。でね、元々電気の出力は測れるんです、ちゃんと。オウムの法則みたいなので。なぜかオウムの法則なんですけど。1380メガワットを測ってるんですけど、間接的に。認可出力が1380メガワットだから絶対超えちゃいけないんです、これは。一時間に一回コンピューターを使って計算して、打ち出して保安院に報告するんです。で、1380メガワットを1メガでも超えちゃいけないんです。誤差ってのは2.5%なんです。てことは27メガワット、プラマイ、誤差があるんですけど。だからうちらはエンジニア、技術者の誤差範囲だからってことで、下げるんです。1381にならないように、僕が大型コンピューターにアクセスして、裏技なんですよ、これは、アクセスして、超えそうなときに係数を掛けるんですよ、0.995とか。認可出力を超えないように操作してたんですよ、僕が。それができるのは東京電力の中でも4000人原子力従事者がいるんだけども、社員のなかでも2人か3人。そんな技を持ってたんで、なかなか辞めれなかった。まったく辞めさせてくんない。こうやって内部告発するわけですからね、あれは間違ってるよって。だって、僕人並みぐらいには正直な人間ですよ。だから知りたい人にはこうやって、アナウンスして、本当の情報だけ、さっきの単位時間あたりの線量率をどうやって年間に変えるのかとか、全部レクチャーしますんで、そういうことを危惧して東電は僕に会社辞めるときに850万円退職金上乗せしてくれたんです。その時に、本店に呼ばれて副社長に『木村くん、分かってるよね』何がわかってるんだろとおもったけど、『分かってます』と、わかってないとは言えないんで、『じゃあもう帰っていいよ』て面接5分、5分もかかんなかった、2分。それで860上乗せしてもらって1300万もらって、親が事業やってたんで全部そっちに廻して、今はそんなお金もってないんで、あれなんだけど、まあそんな面白い話が1つある。
第一の一号機も燃料も、全体の燃料の7割が溶けちゃって、最近はデータ見てないんですけど、炉圧とかも、原子炉の圧力とかも上がってるし、格納容器内の放射線量率も上がってるし、ヨウ素の131番ってのが減ってない。最近ちょっと減ってきたみたいなんですけど、つい最近までは確実に再臨界になってました。だって、皆さん、勉強してるからヨウ素の131番ってのは、放射能の力が弱まるのにたった8日間ですよね。なのに、一ヶ月近くたってるのに、ヨウ素がどんどん増えてる。それ事態が再臨界して、臨界にならなければヨウ素ってのは出来ないですよ、絶対に。中性子ボーンとウラン235番が受けて割れてヨウ素の131番ができるんです。原子力ってのはそういうもんなんです。そのうちのアインシュタインの相対性理論の話になっちゃうんですけど、そのうちのほんの1gとか零点何グラムかが熱になって、水を温めて蒸気にして、蒸気をタービンに廻して、タービンに直列につながってる発電機に廻して電気が出来る。それが発電システム。で絶対にヨウ素131番は中性子が出て、核分裂しない限りは絶対でない。だから再臨界してて、ホントは再臨界してるのに原子力安全委員会は認めないでしょ、東電認めないでしょ、政府も認めないでしょ、これはね、政府は再臨界はしてたんです、つい最近まで。これは事実です。プロがほんのちょっと原子炉の物理知ってる人間であれば、誰でもわかる。それがまず1つウソね。さっき言った0.24マイクロシーベルト/Hでってのは安全だってのはウソです。 それが今日皆さんに伝えたかったことです。
高知は結構離れてるんで、いいんですけど、ドイツの気象局が出してる放射能の分布予測、それを見て北東の風が日本を流れてくるときは絶対に、子供を雨にあてないでください。あと、女の人、子供をまだ産む人は出さないでください。おんちゃんらはいいですよ、俺と。なんでかって言うとセシウムの137番ってのがあります。それの放射能が半分になるのが、30年かかる。何が危ないかってとセシウムの137番は筋肉にたまりやすいんです。男の人は筋肉の量が多いんで、身体に取り入れたとしても薄〜く広がっていく。だけど、女の人は乳腺と子宮、どうしても筋肉がないんで、そういった器官に濃縮しやすいんです。そうすると乳がんの発生率とかが、上がってしまう可能性があるんで、そんなことは知ってれば防げることなんで、どうしても外に出なきゃならないときは、布マスクの中にガーゼ入ってるじゃないですか、それを濡らして、マスクして外へでる。ヨウ素は昆布と海藻類にヨウ素としてたまるので、ヨウ素。髪の毛から吸収されやすいです、人間は。だから帽子を被って、直接雨に触れないようにするってのが、防げる方法です。全然、そんなこと誰も言わないですよね、政府も。今日、これだけは僕は言いたかったので、中村から来てみました。