暴力装置あれこれ

asahi.com:AAN発 - 朝日新聞アジアネットワーク - 国際

 破綻国家においてどうしてテロは起こるのかというと、警察と軍隊という暴力装置を独占していないのであんなことが起こるのだということなんだろうと私は思っています。国家の定義というのは、警察と軍隊という暴力装置を合法的に所有するというのが国家の1つの定義のはずなので、ところが、それがなくなってしまうと、武力を統制する主体がなくなってしまってああいうことが起こるのだと。

Monopoly on violence - Wikipedia, the free encyclopedia

ウェーバーではなくてレーニンの『国家と革命』から来てるらしい。

「国家と革命」第2章

 だが、もしプロレタリアートには、ブルジョアジーに鋒先をむけた特殊な暴力装置としての国家が必要であるとすれば、この暴力組織の創出は、ブルジョアジーに自分のためにつくりだした国家機構をまえもって廃絶することなしに、それを破壊することなしに、はたして考えられるか、という結論がひとりでに出てくる。『共産党宣言』は、この結論のごくまぢかまで接近している。そしてマルクスは、一八四八―一八五一年の革命の経験を総括するさいに、この結論について述べている。

The State and Revolution — Chapter 2

But since the proletariat needs the state as a special form of organization of violence against the bourgeoisie, the following conclusion suggests itself: is it conceivable that such an organization can be created without first abolishing, destroying the state machine created by the bourgeoisie for themselves? The Communist Manifesto leads straight to this conclusion, and it is of this conclusion that Marx speaks when summing up the experience of the revolution of 1848-51.

暴力装置=a special form of ogranaization of violence

仙谷氏「暴力装置」発言 謝罪・撤回したものの…社会主義夢見た過去、本質あらわに (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 「暴力装置」はもともとドイツの社会学者のマックス・ウェーバーが警察や軍隊を指して用い「政治は暴力装置を独占する権力」などと表現した言葉だ。それをロシアの革命家、レーニンが「国家権力の本質は暴力装置」などと、暴力革命の理論付けに使用したため、全共闘運動華やかなりしころには、主に左翼用語として流通した。