クイズ!紳助くんより 2008年6月23日放送
紳助「漫才ブームってあって、今から29年前この日本を揺るがすようなお笑いブームが起こったわけや、ね。そんな中でB&Bとツービートと紳助竜介というコンビがあの笑いの時代を作ったんです。なぜならば笑いの形が三つおんなじだったんです。その1人がたくさん喋るんです、おもに。1人が突っ込みボケなんですよね、ほんで1人がまあ、いてもいんでもいい状態。B&B、洋八、ツービート、きよしさん、紳竜、竜介。ほんでお前らうなずいてるだけやないか、なんでこれでギャラが半分やねん言うて、ほんならこの3人が反発するわけですよ、『そんなことないと、俺たちがいないとお前ら困るくせに』当時反発をしたんですよ。だったらお前ら3人できるもんならやってみい言うて、ほんでうなずきトリオとオレが名付けてやったんですよ。うまいこといくわけあらへん。」
紳助「ツービートだって最初、きよしさんがリーダーやったんちゃうんすか?」
きよし「僕が相方を呼んできてコンビ組んで僕が喋ってたんですよ。」
紳助「そやねん、そやねん。ツービートって初めきよしさんがたけしさんを呼んできてん」
きよし「その時は全然うけなかった」
洋八「1人でず〜っと喋ってた」
きよし「逆なったらうけだした」
紳助「そこでビートきよしの権限は全く無くなった」
田村(麒麟)「元々のコンビでの漫才はもう絶対されないんですか?」
きよし「いやいや、声が掛かったらやりますけどね。やるけども〜」
洋八「もうできないやろ〜、もう25年も(ツービートとしての漫才)やってないねんから」
紳助「そんなんできへんもんな」
大沢「そんなもんなんですか」
紳助「できるかそんなん〜。あんなしんどいもんもうええわ、なあ。しんどい、しんどい」
大沢「そんなしんどいんやあ〜」
紳助「当たり前や、オレ漫才やめてめっちゃうれしかったな。」
田村「解放されたということで」
紳助「もうむっちゃ解放やで。もうネルソン・マンデラよりええ顔したと思うわ」
坂東「そういう点ではこの3組すごいね」
紳助「時代を作った3組。これねルーツは一緒やねん、ホンマは。な!」
洋八・きよし「うん、全部一緒」
紳助「ルーツは一緒やねん、今種を明かすと。あのね、あの時の漫才ブームが起こったときに今までの漫才の形と違った形が始まるんですよ。これは今までの漫才はネタ振りがあって一個のネタでちゃんと起こしていくんです。この3組に共通してるのは全く違うシステムなんです。いわゆる突込み・ボケという新しい分野であり、そして1人が完璧にネタの9割を喋るんです。」
坂東「あ〜そうか」
紳助「これね、誰が編み出したかというと一番最初は松竹芸能なんです。ケンケンテルテルさん。ケンケンテルテルさんという松竹の方がそれをやりだしたんです。それを見たB&Bの洋七さん、がばいばあちゃんがぱくったんです。」
皆「笑い」洋八「あれがパクったんや」
紳助「パクったんです。パクったというかこれが自分に合うとおもった。それをたけしさんもパクったんです。正直言うてね、あの時代。たけしさんは東京でこれやっと」
皆「へえ〜」
紳助「ほんでそれがまだパクってやりだした時にテレビに出てなかった。売れてなかったB&Bは。それを高校3年のオレが見てコレや。」
皆「ほう〜」
紳助「これからの笑いはコレやで。流れは違う、今までの漫才なんかおもろいとおもたことない、俺なんかの方がめっちゃおもろいねんで、俺素人やけど。漫才なんかおもろいとおもたことない、でもこれや、ここやとおもてん。これやとおもてこの世界に入ってん。で、どこいってええんかわからんから、どうやってなれんのかわからんから、とりあえずこの新しいもんが始まると、いわゆる江戸幕府が300何年続いて、明治維新が興るで見たいな気持ちやから、とりあえずそこいかなあかんと。わけのわからん藩いったらまた江戸幕府側へ入ったらあかんから、明治維新側・薩長同盟にはいらなあかん。だからここ(洋八)とおんなじ門下(島田洋之助・今喜多代)に入った。俺は入るわけや。ほんでNHK出た、漫才コンクール出た、ほんで1回だけ本牧亭って東京で21の時にNHK漫才コンクールの受賞者が集まって発表会がある。東西集まって、ほんで21の俺は行くわけや。行った時にそんとき初めて遭うんです、ツービートと。ツービートもまだそんな爆発してないんですよ。全然売れてないんです。売れてへんけどしってんねん俺は。ね。なんでかと、俺たちと同じ形態の漫才をしてるという、この日本の漫才界で、売れてへんねんけど、この3組は同じ漫才をしてることはしってんねん。」
皆「はあ〜」
紳助「うん。そしておんなじとこ狙ってること。考えてるこが一緒であることはしってんねん。な。ほんで俺らリハーサルしてネタ終わってそんときたけしさんに言われた言葉未だに忘れへんもんな。ちょうど31年前ですよ。言われてん、『B&Bに似てるね』って言われてん。そんとき『はい』って言いながら心の中でおまえらもやないかい」
皆「爆笑」
洋八さん、きよしさんがゲストで期せずして漫才ブームを作った3組の話になりました。
あくまで紳助視点なんでたけしさんはどう考えてるか、洋七さんの意見はと気になります。
ケンケンテルテルさんは初めて知りましたね、このときに。