しかし彼は日本にサッカーの仕事を通じて戻るとしたら再びの日本代表(監督でなくてもGMとして?)、もしくは浦和レッズ・クラスのクラブの監督やGMとして戻って欲しかったという(私も含めて)多くのサッカー・ファンの期待もある。
誰が期待しているんだ。ましてや浦和や日本代表の監督ならノーだ。日本代表監督退任後のトルシエはどこでもまともな実績は出していない。カタール、マルセイユなどで。例えばヒディングと比べても話は大違い。トルシエを希望するJのクラブなどないだろう。
オシムジャパンよ! 日本サッカーへの提言 (アスキー新書 011)
- 作者: フィリップ・トルシエ
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2007/05/10
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例えば、マルセイユではフラット3を教え込むことが出来なかった。そういう文化がないとかいいながら、
しかし、フラット4をこなすことが出来たと抜けぬけと書いている。しかも、4バックのメリットはサイドに人数をかけことが出来るなどなど、「そんなことは日本代表監督時代に出来たし、やっとけよ」とマルセイユの監督をせんでも日本時代にさんざんフラット3の欠点として突っ込まれまくったところだ。相手が1トップでサイドに人数をかけられ惨敗したナイジェリア・ワールドユースの決勝スペイン戦、サンドニで5−0の惨敗したフランス戦などだ。トルシエは有効な手立てが出来なかった。フラット以外の戦術も試すことができたし、トルシエの最大の欠点は戦術的柔軟性が無いというところ。乏しいんではなくて無いというところ。しかもこの欠点が致命的。
つくづく、オシムサッカーをもうちょっと見たかったという思いが強い。 そうでないならオシム以上のビックネームに来てほしいな。 モウリーニョとか、イエルタはなにしてんのかな。トルシエと岡田さんなら岡田さんを選ぶのは妥当。