まず今回は、総選挙とその後について、一選挙民としての思いをお伝えしたいと思います。
一選挙民って、投票していないのにこれを書くとは。もう笑うしかありません。
もっとも認めたくない現実は、小泉チルドレンと呼ばれる新人議員の一人、杉村太蔵議員のことです。
(中略)
しかし、彼のような26歳がいることも日本の現実なのです。彼自身がフリーターやニートの気持ちがわかる、というのなら、そういう人の中には、彼のように権利と義務についての認識が希薄な人や、社会に対する想像力に乏しい人が、多いのかもしれません。あるいは、大人社会のルールが身についていないため就職できない、という可能性も考える必要がありそうです。
投票もしていないのに太蔵に説教かます。自分に向かって唾を吐いている。
為政者はもちろん、教育関係者や、一般の大人たちは、彼を未成熟と切り捨てる前に、あの程度の想像力や成熟度しか持ち合わせていない若者が、この国にはどのくらいいるかを心配したほうが、よいのではないか、という気がするのです。なにしろ国会議員は苟も国民の代表なのですから。
ところが、彼は突如会見を開いてお詫びを繰り返しました。「自覚の足りないまま幼稚で無責任な発言を繰り返してしまいました。大変反省しています。今日からは心を入れ替え国会議員として、責任と品位のある言動を心がけていきます。」その反省は、彼の無自覚を嘆く大人たちにすれば、ようやくわかったか、という得心につながるかもしれません。
けれど彼の現時点での実績は、彼の自覚の足りなさ、無責任さが、結果として、もたらしたとも言えるのではないでしょうか。まるで長いものに巻かれるように、突如大人のルールに従ったわけですが、それによって、彼のように無自覚・無責任な人間を名簿に加えた自民党の責任が隠れることはあっても、彼自身の良さが活かされるとは、どうにも思えないのです。
まるで未来の自分を予見しているようだ。 彼を丸川に入れ替えてもなんも違和感ない。「丸川のように無自覚・無責任な人間を名簿に加えた自民党の責任が.....」
彼はいったい誰に詫びたのでしょう。税金が彼の歳費に使われることに怒りを覚える人、自民党を支援してきた人でしょうか。あるいは、特権を共有している人たちかもしれません。しかし彼がいくら謝っても、任期中は私達の税金が彼のために使われることになります。ならばせめて、彼がこの一ヶ月ですでに実績を残したこと、つまり権力が守ろうとする暗黙の了解を次々打ち破って、改革を助けるという仕事を、ぜひ今後も担って欲しいと思うのです。
この先もずっと無自覚でいて欲しいとは言いません、むしろ自身の無自覚さが武器になることを自覚して、誰にも出来ないことをやって欲しいと思ったのです。果たしてどうなることやら、これまた、認めたくない現実に帰結しなければいいのですが。
丸川はこの選挙から降りるべきでしょう。それが選挙権を行使してきた有権者に対する責任。
#071 誇れる国、日本 | mammo.tv 2002-08-20 号
例えば私たちは、民主主義社会の一員として、労働して税金を払い、社会に関心を持ち、国家に預けた権力を監視し、選挙に行って投票する、という義務や責任を負っています。さらに、私たちはそれぞれの職業など社会的立場を通しても、社会に対する責任を負っていると思います。
よくわかってらっしゃるんですが、未来のご自身が自分の書いたことを実践されてなかったですね。もうお前が言うなの世界。
#081 統一補欠選挙を終えて | mammo.tv 2002-10-29 号
投票率の低さ、白票の多さは、現在の政権というより、政治そのものへの不満の表れ、と見ることも出来るでしょう。
確かに、投票してもしなくても、その結果は結局、私たちの生活に降りかかってきます。しかし、そこで考えて欲しいのは、不満があるのに、黙ってムスッとしているのと、口に出して表現するのと、果たしてどちらが望ましいだろうか?ということです。
統一補欠選挙の投票率の低さについて原因を考える珠代。あなたが投票しなかったからじゃないですか。この人は今まで選挙に行ったことがあるのか。