「説明責任=アカウンタビリティー」の本来の意味

ある組織、あるいは政治システムにおいて、権力者が自分のしたこと、あるいはするのを怠ったことが招いた結果について、必ず筋の通った説明を要求されるとき、彼らは「アカウント(説明)するよう要求されている」と言うことができる。
ある社会システムがそうした仕組みを備えているとき、そのシステムは「アカウンタブル」なのである。アカウンタブルなシステムには、通常「責任(レスポンシビリティー)」と「アカウンタビリティー」の両方があるものだ。
しかし、日本の政治システムはきわめて特殊で、責任はあるが、アカウンタビリティーは欠けているのである。