livedoor ニュース - 【眼光紙背】草なぎ剛氏の逮捕に異議あり


公然わいせつは、刑法に抵触する犯罪だ。警察でも「ブタ箱(留置場)」にぶちこまれる。これにたいして、酩酊者(アルコールの影響により正常な行為ができないおそれのある状態にある者)は「トラ箱(保護室)」に入れられる。
刑事犯罪者と保護を必要とする酩酊者は本質的に異なる。犯罪を構成するには、本人の行為に対する認識、さらに被害者の有無などが重要になる。草なぎ氏の事案は、犯罪として逮捕するのではなく、酩酊者として保護する事案であったように筆者には思えてならない。身体の拘束、家宅捜索などは、国家が人権(自由権)に介入する重大な行為だ。警察や検察が、ささいな事を口実に、ガサ入れ(家宅捜索)してもよい状態になると、権力はいくらでも増長する。

こういうのに声を上げないと国家権力が増長する。監視するメディアがあれでは。逮捕までいたる案件ではなかったとほんとに思う。