ロシアの徹底した少子化対策 - 日経ヴェリタスonline:新興国トレンド

ロシア最大の懸念事項であった人口減少に歯止めがかかりつつあることを意味する。同通年の新生児数は、前年比5.5〜6.0%増、人口減少は昨年のマイナス0.4%から今年はマイナス0.1%に改善する見込みである。2008年の予想人口は1億4200万人。なお、平均寿命(2007年)も男性61.6歳、女性74.7歳と年々着実に改善している。

子供が2歳6カ月以上になってから、住宅・教育向けの支出、あるいは母親の労働年金に充当できるというものである。支給額はインフレスライドする。25万ルーブルとなると、平均的なロシア人の年収(7月の名目賃金は1万7500ルーブル)に相当する額である。

平均年収に匹敵する育児手当。ここまでしないと人口は回復しない。