2008.7.10
中東のレバノンの4人の女性は、1978年に拉致され、その後、解放されたのであるが、被害者のうち一人シハームさんは懐妊しており、敬虔なイスラム教徒であったシハームさんは、北朝鮮に帰らざるを得なかった。そして、国交を持つ祖国・レバノンに自由に帰ることは出来なかった。ただ一度、子供を北朝鮮に残し、帰国させてもらえただけだ。
又、私たちが被害者を帰国させたくなかったのは、北朝鮮に返った被害者が、監視の下に記者会見をさせられて「将軍様の庇護の下に幸せに暮らしているので、日本へ帰りたくない」と言わされるのは明らかであったろうからだ。そうなった場合、世界中にTVを通して発信された言葉は、本人の意思としての発言と捉えられ、その後、日本政府が彼らを取り返そうとしても「本人の意思」を無視した行為と海外から批判を受け、取り戻すことはできなくなったであろう。
「加藤紘一氏は日本人か」 地村さんが抗議FAX - MSN産経ニュース
議員辞職してもいいぐらいの発言だった。