最近の仕事と関西自腹営業ツアーとやっぱりリフレ派は怖い


リフレ派学者の本を読めば読むほど、私はその実効性には疑いを抱くようになりました。
 デフレ不況の街角で寒さに震え、飢えに苦しむマッチ売りの少女のもとに、経済学紳士がやってきました。
「政府がリフレ理論を採用すれば、物価が上がって消費が増えて、きみの所得も増えるのだよ」
「なんて素敵なの! ねぇ、おじさま、いますぐリフレになったとして、わたしの所得が増えるのはいつごろなの?」
「うーん、5年後くらいかな……あつっ! なにをする」
「眉毛燃やすぞ、じじい」
 リフレ本の内容を現実に則して世間向けに翻訳すれば、こんなもんですよ。

私は現在の地価もまだまだ適正水準にはほど遠いと考えています。これは見方や立場の違いであり、私の本の記述が間違っていることにはなりません。
 また、リフレになれば賃金も上がるとリフレ派は主張しますが、その恩恵にすぐあずかれるのは一流企業にお勤めのごく一部の人だけです。労働組合もないような中小企業に勤める大多数の人の賃金が上がるのは、景気回復・物価上昇から1年後とか、場合によっては数年もあとのことなのです。こういう貧乏人の現実を知らないから、経済学者は、物価が上がれば賃金も上がるなどと気楽なことがいえるのです。
http://mazzan.at.infoseek.co.jp/hurati_seigo.html

リフレ派の主張はこんなもん。世界でも有数の高物価の日本をこれ以上インフレするのは無意味。