10月3日 (月)ゲスト:木村政雄さん


木村さんが引退した元木について。 才能がありすぎて練習しなかったと語る木村さん。上宮高校時代を見ているものとしてはこの指摘まさにその通りだ。種田ら後にプロに進む上宮の連中ばかり*1の中でも潜在能力は抜群だった。高校選抜の日韓戦で彼は他のバッターが打てなかったピッチャーをいとも簡単にホームランして見せた。彼はダイエーに指名された後、一年浪人してから巨人に入った。入団後は右打ちだったり、曲者と呼ばれたりしていたが、本来は三割三十本を打つべき選手だった。有り余る才能を開花させずに辞めて行く。最近はどうかしらないが、阪神巨人戦を甲子園に見に行った人は元木が打席に立つたびに猛烈なブーイングを受けるのを聞くことが出来る。阪神ファンの心理からすると関西の出身にもかかわらず巨人が好きで巨人にこだわって入団した元木なんかはまさしくブーイングや怒りの対象だった。

*1:あの当時の上宮ベンチ入りメンバー、15人中7人がプロに入ったそうだ。