(6/13)手当没収で第三国開催へ?――釜本氏、北朝鮮戦の裏話を披露

審判員手当の3000ドルを税関職員が「入国時に持っておらず、違法だ」と没収。釜本副会長は「FIFAは試合をできる状況ではないと判断し、第三国へ移した」と語った。

第3世界では外貨の持ち出しに相当規制がかかる。日本も敗戦後からの一定期間は一人あたりの外貨持ち出し金額は決まっていた。
国よっては入国時に「外貨持込み申告書(Declaration Form)」を要求される。これはどれだけの外貨を持ち込むのかを入国時に詳細に書かされる。しかも数字ではなく、文字で。100$なら one hundred US dollarという具合に。これを出国するまで持っていなければならない。これを出国時に提示し、身体検査をされて違法に換金していて申告以上のお金を持ち出そうとすると没収、もしくはいくばくかの賄賂で切り抜けなければならない。北朝鮮の入国ではどうなのかはわからないが、北の税関にはFIFAの威光も効かなかったのだろう。
 このデクラレーション・フォーム(Declaration Form)を要求される国は相当な発展途上国といっていい。