Italy vs Argentina

テベスはものすごいんだが、やっぱりアレだけ技術のある選手達がサボらず、スペースに走り、個人技に走らず、無理せずフリーな味方に渡す。フリーの選手を作り出すのが秀逸。詰まったら無理せず、逆サイドに振る。一点目も6・7本のパスが通って、シュートまで行ったし。だから、シュートシーンまでが非常に綺麗で美しい。ほんとに流れるような感じ。テベスもトップに張ってるだけじゃなくて、中盤まで下がったり、左サイドに張ったりしても、バランスが崩れない。しかも、かなり守備もする。そしてあの決定力。恐ろしい選手だ。テベスが空けたスペースを味方の選手が埋める。しかも、ピルロマンマーク。イタリアはダレッサンドロを結構フリーにさしていた。キリ・ゴンザレスが左サイドのMFをやったりして、守備に貢献していた。あのアルゼンチンのシステムは相当な運動量を要求される。
イタリアはピルロが抑えられるときつかったし、ジラルディーノはペナ内で能力を発揮する選手で、中盤の構成にはあまり役に立たなかった。彼が引いてきたときに誰かが空けたスペースを埋めるといったこともしなかった。日本戦で見せたサイドからのクロスもなかった。

『事実上の決勝戦』と煽るのも許せるぐらい、TBSはこの試合を放送してくれて感謝。中居もある程度は知ろうという意欲はあった。アルゼンチンがこの大会の中で異様な強さだとわかった。ビエルサのシステムは別にワントップにでかい奴でなくても、いいんだな。あのポジションはクレスポとかバティだとおもっていたので。テベスがやってるポジション、日本だと大久保があのポジションを占めるようなもんだろう。