予選敗退が決まって一番まともな試合を見せてくれた。スタメンのミソは菊地がボランチで入り、阿部がストッパーをしたこと。普段なら、ポジションが逆だろう。皮肉なことに前の二試合出ていなかったその菊地と石川が素晴らしかった。菊地は守備面もさることながら、ロングレンジのミドルパスを何本か供給。石川は再三、右サイドを切り裂く。得点に繋がった、菊地が大久保に出したパスも素晴らしく、大久保が冷静にキーパーを見てヘディングのふわりとしたシュート。前線から、チェックをする、ＤＦラインは高く保つ。３度ほど、オフサイドにしとめる。一対一で競り負けない。いやあ、初戦のパラグライ戦で見せてくれ。ガーナはこの組で一番強いかもと山本さんは言っていたが、シュートの精度が低すぎた。枠にいかないし、後半に、曽ヶ端がした大チョンボ（ペナ内で味方からのバックパスを相手ＦＷにパス）も決めきれない。
審判が変な審判じゃなかった。この三試合で唯一のまともな審判。ギリシャ人。やっぱり欧州トップモードって言う言葉で一番説得力のあるのは審判だなあ。ヨーロッパの審判だと安心だ。ガーナの危険なプレーにもすかさずイエローだっだし。
駒野大丈夫か。突然、左肩を押さえて倒れこんだ。骨が折れてなければいいが。日本にボールを返すときに、ガーナはきっちり日本陣内の深くに蹴って、日本に自陣深い位置からのスローインを選択させていた。
後半、石川を松井に交替させたのはなんだったんだろう。石川が怪我でもしてなければ意味不明だった。あとの、交代は問題なかった。大久保はつかれきっていた。それでも、得点を決めてくれた。
なんにしても、モチベーションを落とさず、アフリカ勢にきっちり勝てたのは素晴らしい。
