オリックス・近鉄合併について

二宮清純コメント
 合併構想はプロ野球の終わりの始まりを告げる暴挙。もし、パ・リーグが5球団になった場合、「試合が組めないからもう1つ削ろう」となり、やがて1リーグ制という「縮小均衡路線になる」懸念がある。
 年俸高騰を赤字の理由にするなら、身の丈にあった経営に改めれば済む話。合併を模索する今回の動きは企業のエゴが全面に出ており、地域に根付いたファンがいることを忘れている。
 今後の球界の展望として、米メジャーリーグやサッカーのJリーグのように、すそ野を広げる努力が必要。そのためにはまず、参入の障壁になっている30億円のプロ野球機構への加盟料を廃止し、一部の球団オーナーの発言力が突出している球界の現状を改めるべきだろう。
<6月14日付、朝日新聞夕刊より>
二宮清純コラム:オリックス・近鉄合併

その通りなんだよなあ。加盟料なんてばかばかしいものをとって参入できなくしてる。高給取りを売り、選手の年棒総額を抑え、藤井寺と日生にもどり、やれるだけのことをすればいいんだ。プロ球団を銀行かなにかと勘違いしている。