【デイリースポーツ/増田コラム】

先日のコラムで増田、優勝コンビをフットと予想していた。なぜかといえば、決勝予選と決勝の二本のネタを見せるからと。

審査員それぞれが、審査の基準が違うので、ある審査員は八十点をつけるし、違う審査員は六十点をつけたりする。審査員によって二十点も違うと、予選落ちの危険性がある。

優勝候補といわれるコンビはそれでなくても、厳しい目で見られるからというのと、あまり知られてないコンビでいいネタだと審査員の点も上がったりする。

しかし、決勝は純粋にどのコンビが面白いかで決まるので、優勝候補のフットが有利だと。

【関西の人気アナウンサーD上さん】

先日の放送でなぜかアルビレックス新潟を取り上げていた。聞きながら、阪神好きの
この方には珍しく、サッカーの話題。
しかし、次の発言で完全にしらけた。
アルビレックス新潟は、野球で言うたら二軍にあたる」

いやあ、それはないよ、D上さん。結局、サッカーの組織形態を全く理解していない、この人の発言。J2は野球で言うところの二軍ではありません。
どうせなら、まだこの人が好きな相撲で例えたらいいのであるが、
アルビは相撲で言ったら十両。来年、幕内に上がるチーム。
まだ、これだと許容範囲だが。

サッカーの組織は相撲と同じでJ−リーグを頂点にした、ピラミッド型。
だんだん、新しいものに対する好奇心や理解力が欠ける関西の年輩アナウンサーを
聞くにつけ、いつか聴取者にも見捨てられるだろうなあ。

【M−1総括の続き】

 やはり、これだけいろんな人に語らせるM−1はやはりすごい番組になったなあと
思う。
 -賞金一千万
 -プロアマ問わず、結成十年以下
 -生放送で審査過程を明らかにする。
 -その場で優勝チームを選ぶため、審査員にもリスクを負ってもらう。
 -年末のゴールデンで生の漫才トーナメント
 関西以外の人には信じられないだろうが、関西ではそれぞれのテレビ局に、お笑い賞番組がある。
 そこでは、審査過程は密室で行われる。ゆえに、誰がどのコンビを押したのか、差はどのくらいかが、はっきりわからない。
 審査員の中には藤本義一みたいな、お笑いのプロの紳助や松本にすれば、信じられないメンツで優勝コンビが決められる。
 だからお笑いのプロがその年の若手漫才チャンピオンを決めようというこの番組の
コンセプトは笑い飯同様に革新性がある。だから、ネットでも喧々諤々の意見が出てくるのだろう。
 M−1ほど、漫才を真剣に見る番組もないだろう。テレビで笑ったりといった次元は超えて、すごいなあとか、ネタの構成とか考えたりする。同時に点をつけていくと、テレビを見てこれほど非常に疲れる番組も久しぶり。