ラジオ・オブ・ザ・イヤー 2011

ふかわりょう ROCKETMAN SHOW



高岡蒼甫Twitterのつぶやきから拡がったフジテレビの韓流ゴリ押し問題を、ふかわりょう(ふかわはフジテレビを念頭において喋ってるわけではない)が自身のJ-WAVEのラジオ『ROCKETMAN SHOW』でメディアの倫理観、境界線について語った。
このフジテレビの韓流ゴリ押し問題では一番説得力のあったふかわの話。この問題については誰の話よりもふかわの話がよかった。去年一番印象に残った放送。

痛いニュース(ノ∀`) : ナイナイ岡村「ふかわりょうがテレビは終わったって言ってたけど、ミタは40%取った」 - ライブドアブログ

岡村のふかわ批判はふかわの真意をまるで理解してないことがわかり、岡村の批判によってさらにふかわの言いたいことがより多くの人に伝わるという効果が発揮された。

ナイナイのANN 12月22日

岡村:家政婦のミタが40%というえげつない数字を叩き出しましたけど、いやあ、30いくかなあと皆アではなしてましたけど、40取るとは夢にも思ってなかったですけども、ふかわりょうがテレビは終わったとラジオで行ってましたけど、そんなことないなって改めておもいましたね。

ふかわりょうのメディア観 J-WAVE: ROCKETMAN SHOW 7月31日放送

ふかわ: ある局がね、韓国から、政府の、国を挙げたエンターテイメントですからね、お金をもらってたとするじゃないですか。これわからないですよ、ほんとか。「うちのアーティストよろしくな」例えば、そういうことだったり、楽曲の権利を局がもってるから、そのK-POPのアーティストが売れれば売れるほど、局に入るというシステムがあるとするじゃないですか。

だから、その局はK-POPをバンバン流すということをやってるのは、それはダメなことかどうなのかってことなんですよ。

平松: う〜ん、ダメではないような気がするけど、法律的なこととかを言うとダメじゃないですけど、

ふかわ: うん。法律はないんです。でも、僕はダメだと思うんですね。つまり、公共の電波を用いて、

平松: ああ、まあそうか。

ふかわ: 影響力が凄いわけですから、その公共の電波を使って1つのイチ企業というか、私腹を肥やすようなやり方を推進するのは、僕はそのなんていうのかな、違反なことだと僕は思うんですね。

ふかわ: ね、例えばそういうことじゃない。そう、それがあまりにも過度に行き過ぎたら、やっぱそれはそのお良くないことで、経済的には経済界ではカルテルとかそういうのあるじゃない、少ない企業だけで取り決めて、そういうブレーキを掛けるものがあるけど、このメディアに関しては、日本に関しては、なんていうのかなその、ブレーキを掛ける機関がね、ちゃんとしてないんです。ブレーキ機能がちゃんとしてなくて、ゆったらBPOとかなんとかわかんないけど、そういうところがちゃんとしないと、そのヒトラーだっけ、嘘も100いえば真になるみたいな、このメディアを使って、テレビを使って伝えることがどれだけ影響力あるかって言うのをちゃんと見なおさないと、ダメなわけなんですけど。ただ、これを言ったところで、いくらネット上でわあわあなったところで、たぶん基本は変わらないです。だからといって、このチャンネルは見ないとか、そういうことをね、それは各自でね、あの〜判断でやるべきでしょうけど。ぼくが思うのは、今回すごく感じたのは、やっぱりテレビは時代を映すものではなくなったな、と僕はおもったんです。つまり、本当に時代を映すものはそこにないな、完全に終わったなと僕は思いました、これで。終わったって語弊あるかもしれないけど、前から言ってるのは今いろんな情報が錯綜してる中で、誰の目線で誰の価値観で世の中を見るかって的確に選ばないといけない時代じゃない。そのテレビの画面を通して世界を見てたら、自分が痛い目に合うって言う時代になっちゃったなと、つまりテレビだけを信じて生きてったらいつかその人がいつか痛い目にあってしまうような、だから別にテレビというものが決してダメってことじゃないですよ、

局がじゃあお金もらってるから、K-POPのCMをバンバン流そうっていうのと、番組の中で取り上げるは決定的に違うと思う。CMだとしたら、視聴者はCMとして受け止めるけど、宣伝してるんだから。番組の中で取り上げるは世の中の現象がこうなってるようにウソ、ウソと言ったら悪いかもしれないけど、現象を偽造してるんですよ。そこに僕はメディアの重大性というか、そこにすごく大事な境界線があるとおもうんですね。

岡村の言うミタが40%取ったとかそういうのとは全然違う話なんですね、ふかわの話してることは。