プロレスを「例え」として使うのは寿命に近づいてる

東京ポッド許可局 : 【第186回“遠心力” 論 】

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2週間前にTBSラジオ『Dig』で放送された「プロレスはなぜ、つまらなくなってしまったのか」を受けて、東京ポッド許可局が自分達の方がもっと深くこのテーマについて語れると言う話の流れで、AKB48の話になりプチ鹿島さんが「高橋みなみ=馳浩」説を掲げていた。勿論、プロレスを知ってる人間には馳はよくしってるだろうが、今やその例えでピンと来る率は確実に5割を切ってると思う。プロレスの例え話そのものがマイナーなものになって伝わりにくい。80年代にゴールデンタイムで放送されてた黄金期以降、ゼロ年代では段々地上波では放送されなくなり、さらには『アメトーーク』などのバラエティで芸人がするプロレス選手のモノマネを見る機会の方が多いくらいだ。現状、会場に行く、衛星放送のプロレスチャンネルと契約してる、DVDを借りるぐらいの積極的なファン以外はよくわからないと思う。*1
 象徴的なのは『とんねるずのみなさんのおかげでした』で行なわれてる企画、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」である時期からプロレスモノマネをする芸人達がいっせいに出演しなくなってしまった。猪木モノマネの人達、その他のプロレスラーのモノマネ陣。野球モノマネの人達が出て続けてるのに。プロレスを例え話として使えるのはあと少しのようだ。

*1:実際には、地上波でも早朝4時台に放送されてる。