ビーバップハイヒール

歌詞の真の意味を探る回。取り上げたのは山崎まさよしの「One more time, One more chance
この曲は山崎まさよし4枚目のシングル。山崎まさよしはキティのオーディションで91年、20才の時に上京。しかし、そのオーディションは最終選考の直前に俳優オーディションだと分かり、仕方ないので歌を一曲歌う。審査員の反応が良くてもう一曲。そのまま山口へ帰る。しばらくしたらキティの音楽部門の人から電話が掛かる。その人がキティの音楽ディレクターの穂苅太郎さん。穂苅さんは山崎をデビューさせようと尽力したが、キティの業績不振でデビューは出来なくなる。穂苅さんはキティを辞めて他のレコード会社へ山崎を売り込み、上京から2年後デビューが決まる。

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勝負曲の「One More 〜」でヒットする。

https://twitter.com/spikenokakurega/status/664823189420138496:twitter:detail:left

まさか「One more〜」の歌詞の意味が自分のことだったとは。

「One more time,One more chance/山崎まさよし」食卓ON楽

「この曲は、僕が山口から上京し、横浜・桜木町に住む場所を構えた時に作った曲です。当時、夜は(横浜の)ライブハウス「横浜ビブレ」などで歌っていましたが、生活するために昼間は東京でアルバイトをしていました。毎日、横浜・桜木町から電車に乗って東京へ通う電車の中から、窓越しに見た街の情景。デビューするために上京したのに、なかなかデビューが決まらない日々。悶悶とした自分の気持ちを綴っています」。

曲の中に出てくる君は自分のことだった。

「僕はここにいる/山崎まさよし」食卓ON楽

2015年11月12日のツイ「当時、僕は「キティ・レコード」のディレクターで、歌を歌える役者を探す目的で、最終審査の審査員を務めていたんです。オーディション内容を間違えて参加していた山崎まさよしは、後に1stシングルのカップリング曲になる「Rough Rock'n Roll Boggie」を含む2曲を弾き語りで歌って、抜群のリズム感と、力強い声で、僕ら審査員を釘付けにしたんです。このオーディションが新人歌手の発掘目的だったら、彼は間違いなく合格だったんですが、新人俳優募集オーディションだったので、残念ながら審査員特別賞でした」。

俳優部門のオーディションだったが、歌はぶっちぎりだった。