ダイノジの大谷ノブ彦と放送作家の鮫肌文殊がテレビ界について語る。
大谷が東京に上京してからの90年代のテレビについて。
鮫肌: 当時テレビ業界の人って、皆ナンシー関のエッセー読んでてナンシー関が書いたために潰されたタレント一杯いるんだよ。潰されたという言い方はアレかもしれないけど、ナンシー関が正しく批評したためにみんな気がついちゃって「こいつ面白く無いんじゃね」ってなっちゃって、それで消えていった、いやそのくらい影響力があるエッセイ、TVウォッチャーがいたってことなんですよ。そういう時代ですよ。
(中略)
大谷: 今、中山秀ちゃんってすごいなっておもってんですよ。
鮫肌: すごいですよ。
大谷: だって、あんだけ叩かれて、テレビで電話繋いでナンシー関に「何が面白いかわかんない」って言われて、それなのに、やっぱり、その時も秀ちゃんも少しバカな返しなんですよ。「まあ、合わない人もいますしね」でも、今水道橋博士言うところの、ガチンコもプロレスもできるタレントになって、どっちかって言うと昔のテレビの匂いを残してる人じゃないですか。志村けんさん直系の。
鮫肌さんが数字のとれてない番組は字幕ナレーションが多い。ここが重要ですよと延々と字幕ナレーション。数字取れてる番組はほとんど字幕ナレーションがない。タレント名鑑は業界内視聴率高かった。今のバラエティはファミレスと工場見学で出来てる。ほこ×たては業界評価が高い。あれは発明したから。