さらに、突然店長というどう考えても年下の若者が出てきて、私たちに説教しはじめた。
この場合、年上とか年下とかは関係ないな。
もしも店長がもうちょっと頭がよかったら、私たちのちょっと異様な年齢層やルックスや話し方を見てすぐに、みながそれぞれの仕事のうえでかなりの人脈を持っているということがわかるはずだ。それが成功する人のつかみというもので、本屋さんに行けばそういう本が山ほど出ているし、きっと経営者とか店長とか名のつく人はみんなそういう本の一冊くらいは持っているのだろうが、結局は本ではだめで、その人自身の目がそれを見ることができるかどうかにすべてはかかっている。うまくいく店は、必ずそういうことがわかる人がやっているものだ。
こういう特権意識を無意識に出してくるところがたまらない。お願いしているのか、我々は特別だから要求しているのか。問題は同じことをしてどの客も平等に接することができるというのが当たり前の居酒屋の店員だろう。年齢や格好で対応を変えられたらそんな店こそ危ない。これはあわよくばのお頼みだ。断られる可能性の方が大。土曜の夜中に働いてる人に吐く言葉じゃないな。