「超」整理日記 � イギリスはなぜ復活したのか
長らく第3位の地位を保ってきた日本円がポンドに抜かれたのである。これは、冒頭で述べた実物経済における順位後退と同じ方向のものだ。わずか5年前には、外貨準備での英ポンドのシェアは日本円の約半分だったから、いかに急激な変化が生じたかがわかる。
日本国内では、「今回の景気上昇期間がいざなぎ景気を抜いて戦後最長になった」ことがニュースになっている。しかし、イギリスにおける景気拡大は、なんと15年目に突入しているのである! しかも、経済の動きはなお力強い。
最近、英ポンドは対日本円で最安値をつけたばかり。このエントリーは2年前とはいえ、かくも動きの早い経済。
UK recession: economists hit back at Jim Rogers claims London is 'finished' - Telegraph
"There's nothing to debate. If they object to my comments and think the pound is going up they should buy the pound. If they think the City of London is going up they should buy the City of London. If they think the UK is going up they should buy the UK. I can't prove I'm right but the markets will tell us in five years."
議論なんかならんよ。俺のコメントに反対するならポンドを買えばいい。ロンドン・シティが上向くと思えば買えばいい。イギリスがこれから伸びると思えばイギリスを買えばいい。俺は証明することはできないけれど、5年後に市場が証明してくれるさ。