「よしりんと戦争勃発!」佐藤優ロングインタビュー(後編)

──『国家と神とマルクス』(太陽企画出版、2007年4月刊行、下記引用の初出は「情況」2006年5・6月号)の中で、佐藤さんは小林さんのことを次のように評価しています。
小林よしのりさんは非常に真面目な人物です。他者の言説をきちんと聞いてその内在的論理を正確に捉えようとする思想の構えがあります。≫

【佐藤】 それは崩れました。2年前に比べて今の小林さんは、ずいぶんと変わってしまった。小林さんは西部邁さんと決別しました。かつては西部さんが思想的な組み立てをし、その土俵に乗ったうえで小林さんがマンガという形で表現してきた。その2人の有機的な関連が切れたところから、小林さんの迷走が始まったと私は見ています。