カザフスタンの欧州からのワールドカップへの挑戦は、予選グループ2でわずかに勝ち点1という結果に終わった。アウエーのグルジア戦を0-0で終えて、もぎ取った1点だった。そんなカザフにとって、UEFA EURO 2008（TM）予選も、新たな教訓を得る場となるのは間違いないだろう。「1年、または予選を1度戦っただけでは、欧州で中位のチームになるのさえ難しい」とスマコフは話を続けた。「アジアで倒していたチームと欧州予選で対戦するチームとの差は、非常に大きかった。そこで、われわれは今、新しいスタイルのチームをつくろうとしている。技術を向上させて戦力に厚みに持たせ、精神的にも強いチームになろうとしているんだ。
カザフは97年のフランスワールドカップ予選ではホームでは負けなかった。しかし、欧州移籍でのドイツワールドカップ予選ではたった勝ち点１をあげただけ。どれだけヨーロッパ予選が厳しいか。 今回のユーロ予選では勝ち点１０を積み上げ6位に入った。
当分、ユーロやW杯に出場するのは難しいだろうが、アジアにいるより経験は段違いに積める。
