岡田斗司夫のひとり夜話 # 09

人間はマンガである。

岡田「最近おしゃれになったとか、おしゃれに興味があるとかよく言われるんだけど、そうじゃないんだよね~。なんかね、あの~、いつまでもデブとおもうなよという本のなかで、見た目至上主義と言ったんだけども、見た目至上主義の意味というのはね、何かって言うと今まで俺ね人間は本みたいなものだと思ってた。つまり書いてる中身とか語ってることなんかが重要と思ってたんだけど、実はね、人間ってね、マンガなんだよ。この人間はマンガであるってのにやっとつながったね。人間ってね、マンガなんだよ。つまり、何を言ってるのかと言うのと同じくらいに、どんな絵かが重要なんだ。で、人によってマンガ読むときに絵はそんなに重要でないからお話を見るって人。僕そのタイプなんだ。だから富樫さんがHUNTER×HUNTERで鉛筆の線で書いてもそんなに気にならないんだ。怒ったりしないし、オォー載ってるだけでもいいよ、富樫はネームが最高だと思って読めるし、逆に絵でつまって書けなくなっちゃったら、もう絵なんか気にしなくていいのにと思っちゃう。それ僕マンガの中身で読むタイプだから。でもそうじゃないんだよ。マンガを絵で読む人ってかなり多いし、絵がイヤだからこのマンガ読めない人かなりいるんだよね。それと同じようなもんで、人間というのは僕はずっと本だと思ってたんだけど実は人間ってマンガなんだよなあ〜。これまで、なんだろうな、マンガを俺はネームで読んでたんだけど、マンガを絵で見てる人ってすごい多いのと同じように人間を実はお話と絵柄と半々ぐらいで見てたり、もしくは絵柄の方をメインで見てたり、もしくは最初にまず絵柄で見るかどうかを決めてからお話にようやっと突入したりする、そうゆうな人が凄く多いので、やっぱり人前に出る仕事なんだから真面目にちゃんと、なんだろ服ぐらい着ようってのが僕が最近やってるオシャレではなくてオシャレのコスプレ、だよな。だから服なんかも着てるわけです。」

オシャレのコスプレっていいなあ。 今してるのがコスプレと岡田さん。あと、人間は声(音)ってのもある。話の中身はいいのに声がダメって人はたくさんいる。