TBS RADIO 小西克哉 松本ともこ ストリーム : 11/15(木)ニュースさかさメガネ

きょうは『ベルギー情勢』について。
ベルギーが国家分裂の危機に直面しています。
ベルギーはオランダ語を話す国民とフランス語を話す国民の二つが同居した国家。公用語もフランス語とオランダ語
ところがこの二つの民族を代表する議員の対立が激化。半年以上も組閣ができないという異常事態になっています。
EUの本部がある国ベルギーで今何がおきているのか。
きょうは、毎日新聞専門編集委員の西川恵さんにお話をうかがいしました。
11/15(木)ニュースさかさメガネ『ベルギーが分裂の危機?!今、ヨーロッパの「へそ」で何がおきているのか?』
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ベルギーの歴史が簡単に語られている。 フランドル地方。 15世紀にフランスのブルゴーニュ公国に編入、スペインの統治下、ハプスブルグ家、1815年のウィーン会議でオランダに併合、1830年にベルギーが独立を宣言。
北がオランダ語、南がフランス語を話す地域。 国境の引き方がいびつ。 北部がオランダ語、南部がフランス語、東部がドイツ語。 オランダ語を話す地域でオランダ語を話さなければならないという法律。 ベルギーには全国政党が無い。
 冷戦崩壊以後、国家の敷居が下がって、国家よりも民族、宗教、言語というアイデンティティが重要になってきている。ベルギーの場合は言語が国よりも大事になってきている。オランダ語を話す地域はオランダ語を話す地域としてオランダとは別の国として、フランス語圏はフランス語を話す地域としてフランスとは別の国として独立していく方向ではないか。 
サッカーの代表なんかもあっという間に分かれるんだろうな。フラマン代表、ワロン代表。2002年に対戦したベルギー代表は監督はフランス語圏だったが、選手のほとんどはオランダ語圏の選手だという話だったから、今後どうなるか。

[Column from Holland & Belgium] ベルギー代表が弱い理由。 - goo スポーツ:NumberWeb -

(まあ、監督のワセイジュは、フラマン人ではあったが)。

あら、ワセイジュはフラマン人(オランダ語圏)か。