川崎重工、車載用ニッケル水素電池「ギガセル」搭載電車の電池駆動走行試験に成功

 当社が開発したニッケル水素電池「ギガセル」は、大容量・高速の充放電に最適な電池です。本電池は鉛やナトリウム、リチウムのような有害物、危険物を使用しないことから、環境適合性や安全性に優れており、分解が容易な構造でリサイクル性にも優れています。

てっきりリチウムイオン電池だと思っていたが、ニッケル水素を使用。充電池で動いてくれるならレールを敷くだけでいいので大幅な節約になる。各地で路面電車の復活が進んでいるので追い風になりそうです。

次世代路面電車「ライトレール」に脚光 各地で導入構想


こうした課題を克服するために川崎重工業は8月、ニッケル水素電池で動く世界初の路面電車を試作した。架線から電気をもらわずに連続10キロ以上走ることができる。電気設備が少ない分、建設費や維持費を抑えることができそうだ。「景観を損ねることもありません」と開発担当の奥保政さん。
 三井物産などは昨年、ゴムタイヤ式の路面電車「トランスロール」をフランスから輸入し、堺市で走行試験を始めた。線路の代わりに誘導用のレール1本を埋め込むだけでよく、道路を狭めないうえ、建設費も4〜1割安くなるという。