ワールドカップ集中講座 第8回:オーストラリア


現在のチームはほとんどがヨーロッパなど、国外でプレーする選手たちで構成されている。世界的にも知られるFWビドゥカミドルスブラ)、ハリー・キューエルリバプール)のほか、昨シーズンのエバートンの躍進に貢献したMFティム・ケーヒルシドニー・オリンピック代表チームのキャプテンで、以前は小野伸二フェイエノールトでチームメートだった右サイドのフレディ・エマートンブラックバーン)、そしてPK戦の殊勲者シュウォーツァーミドルスブラ)など、イングランドプレミアシップでプレーする者が多いが、この日決勝ゴールを決めたマルコ・ブレシアーノパルマ)やドイツ行きを決める最後のPKを蹴ったジョン・アロイージアラベス)など、イタリアやスペインで活躍する選手もいる。


 ヒディンクは少ない活動機会の中でも選手たちの能力を見極め、プレーオフでは3バックを採用し、国際的に名前は知られていないが実戦的な能力を持つMFビンチェンツォ・グレッラ(パルマ)、スコット・チッパーフィールドバーゼル)、FWアーチー・トンプソン(メルボルン・ビクトリー)を起用するなど、自らの色を出してチームを変革した。またシドニーでの第2戦でベンチに置いたキューエルを前半途中でDFのポポビッチに代えて投入するなど大胆な采配も見せた。

さすがにこの辺の名前は知らない。オーストラリア代表のほとんどの選手はプレミア主体にヨーロッパでプレーしている。というより国内で選ばれている選手はアーチー・トンプソンだけですね。こりゃ強いですね。韓国でもやっていたマルチプレイですか。4バックだ、3バックだとの議論よりどちらもできる戦術的柔軟性が必要なんだろう。