コンフェデ ギリシャ戦

素晴らしい出来だった。比喩じゃなく、山ほど決定機をつくった。3点ぐらい決めてくれていたらもっとよかったが。ヒデ、俊輔、小笠原からキラーパス、スルーパスが通り続ける。ほぼ全員の出来がよかった。FWの2人は決定的な場面を一回づつぐらい決めてくれてたら尚よかった。ジーコの理想とするような試合だったろう。
 ギリシャはW杯予選で苦戦しているのもわかった。ヨーロッパチャンピオンの面影はあまりなかった。コンディションが悪いし、ユーロのときのようなプレスは見れず。そういったものを差し引いても日本の出来はすばらしかった。俊輔が右の加地に出したパス、小笠原が右足アウトでふわりとヤナギに出したパス。ヒデが左サイドを走った玉田に出したパス。そして、大黒に出した俊輔のまさにキラーパス。久し振りに日本代表に酔った。深夜に起きて本当によかった。
 ブラジルが負けたのでシドニー五輪のブラジル戦のように最初からエンジン全開で来るだろう。最初の20分を耐えることができるかどうか。アトランタ田中誠、能活とヒデ。 真剣勝負のブラジル戦はシドニーで宮本、俊輔と三浦淳宏らが経験している。守備陣が持ちこたえてくれるかどうか。

■中盤での戦いでは、日本は「世界モード」

「(本来の)欧州チャンピオンではなかった」(大黒)
マンマークなので、FWが左右に流れたら中盤がフリーになる」(アレックス)
「中盤でわりとボールを持たせてくれたので、リズムは作りやすかった」(宮本)